ことり、

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6/7/2024, 10:22:53 AM

世界の終わりに君と


普通にご飯食べたい。
今までに君が美味しいと言ってくれた料理を
テーブルいっぱいに並べ、
寝室でラジオで音楽か、
好きなCD(CD!)かけて、
曲にまつわる思い出話なんかして、
あと最後に話しておきたい人に電話して


かな。



いかんこの年になると現実的…?

6/7/2024, 6:24:45 AM

最悪


最悪、といえば

最近、「最高」を「最幸」
と書く人を見かける。

それよりは昔からあるけど、
「元気」を「元氣」とか。

意識高い系の方のような感じ。

さらには、
「私」を「和多志」と書いて読ませる界隈もあるらしい。
ここまでくると、キラキラネーム界隈と仲良く手を繋いで、フラメンコ踊りそうですね。

無駄話でした

6/3/2024, 6:32:50 PM

失恋


「タケルってさ、俳句するんでしょ?」

ミコは、クッションを抱え込んでソファに
座り、猫背でテレビ画面を見つめたまま
言った。乾きかけのフェイスパックが
ひらひらしている。

タケルは、歯を磨きながら、何だよ
ヤブカラボウニ、と思ったが、

「うん、それらしいものをxで呟いたり、
するね。でも今俺ら、同棲するかしないかについて話してなかったっけ?」と、若干泡でモニュモニュしながら言った。

ミコは前を向いたまま、
「うん、それでさ、ちょっと調べたの、
俳句の先祖の一つに、連歌っていうのが
あってさ」

タケルは口を濯ぎながら、
「家とかについて調べたんじゃないんかい」と心の中で突っ込む。

「で、連歌って、連歌には "式目" って
言われるルールがあってさ、
例えば、100 句の中で 1 回しか使っちゃだめな言葉が決まってたり、同じジャンルの
言葉は続けて使っちゃだめ、春や秋の句は
5 回連続したら次からはストップせんと
いかん、恋の句がいったんストップしたら
再開するまで 5 回待つ、とかさ、
要は地雷みたいな初見殺しみたいなルールがあるわけ。
でタケルってさ…」

ミコはフェイスパックを勢いよく剥がして言った。
「今まで私の地雷踏み抜いてきたわけ。」

コップを持ったまま、タケルの首筋に冷たいものが伝う。溜め込んで爆発する系だったのか、ミコは。やばいぞこれは。

「た、たとえばどんな地雷…?」
「私が春の句を5回詠んでるのにストップしてくれない」

「具体的に…」

「モラハラだよね、私あなたの妹ちゃんに
会いたくないって言ってるのに、初め小出しに言って、最後は、もう会いたくない!
って言っても、悪気ないんだ、あいつ日本語下手だから、で済まされる。

会うたびにあなたのいないところで、
あ〜そのカバン駅前でバーゲンしてたやつ〜、とか、ミコさんの学歴でお兄ちゃん
OKしたんだぁ〜、とか言ってくるのに、
あなたはいつもいつも妹の…!」

「だから、別れましょ」

タケルは、わあわあと食い下がったが、
ミコはもうタケルのちょっとした荷物を
まとめていた。
じゃ、とタケルのパジャマの上に春コートを着せて、段ボール持たせて、
文字通り放り出された。
「妹ちゃんによろしくねえ〜」
と、ミコは笑顔だった。

ああ…タケルは夜空を仰いだ。
失恋の句、浮かんでこねえや。




以前、書く習慣を本にしたいとつぶやきましたが、それらしいものを作れそうです。

ご存知の方も多いと思いますが、

ハートの数のページ?で、「自分の作品」をタップ→右上のマルに3つのポチをタップ→上から2個目のURLをコピーをタップ→スマホのメール機能で、ワードなどで編集できる
パソコンなどへメールにURLを貼り付けて
送る→パソコンなどに書く習慣のアプリが
なくても、URLをクリックすれば開く→
ワードなどに貼り付け、体裁を整えて
印刷する


私は2段組にしても50ページくらいになりました。両面印刷しても25ページ。
どうしよう。

5/2/2024, 4:45:16 PM

優しくしないで


ーおねがいだ
嫌よ。

あいしている
ーその言葉を、使わないで。

ーそばにいてほしい
貴方が、私に、
そばにいてほしいんでしょう?
貴方が、自分の、孤独に気づきたくは、
ないんでしょう?

泣いてしまう。
何も言えずに只、泣いてしまう。

4/29/2024, 3:38:40 PM

風に乗って


寂しけりゃ、さみしいって、つぶやくの。
風に。
そしたら、風がさらってくれるから。
あなたの寂しいつぶやきは、
とおいお空のその下の、あの子にかならず
とどくから。

とおいお空のその下の、あの子はかならず
こう言うわ。
私もとってもさみしいの、あなたのつぶやき聞いてたら、わたしのお胸のさみしいの、
半分こっこになっちゃった。

とおいお空のその下の、さみしいさみしい
2人の子、半分こっこのその気持ち、
小鳥とともに唄いだす。
そしたら小鳥が2人の子、そのかるい躰を
持ち上げて
お空の上で2人の子、
たのしくたのしく笑いあう。

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