9/1/2023, 2:03:18 AM
不完全な僕。
完全な貴方。
僕たちの価値観の天秤は、
いつも傾いてばかり。
僕は貴方が怖い。
全き光が僕の影を濃くする。
僕は貴方の影。
8/31/2023, 4:16:34 AM
周囲を威圧するように
香水を纏うあのひと
自分だけの安心真空地帯
香水は あのひとの こころの なみだ
なのだ
8/29/2023, 2:10:18 PM
堕天
言葉の無い
この静けさは
狂気
私は溺れて
息ができない
この暗闇は
毒
私は蝕まれ
視力をなくす
光
一筋の光
こちらへおいで と
息ができずとも
目は見えずとも
肌を焼くほどの光
篝火と羽虫
炎に身を投じる 羽を持つもののように
それが絶望でも
私には それが唯一の救い
8/28/2023, 1:00:13 PM
本来なら
涙が流れないといけない
そんな夜なのに
全ての感情に蓋をして
ただ雨に打たれている
私にかけるはずだった愛情を
全部持ってあなたは行ってしまった
あなたがくれたハンカチも
この夜には役に立たず
手の中に握り込んで乾いている
星は遠く
あなたはもっと遠く
私はこの夜に一人取り残されて
皆んなは明日に行ってしまって
ただ雨が降る
突然の訪問者
闇
昔から怖かった
闇そのものより
日常の端がめくれてのぞく闇が
カーテンの引っ掛かり
襖の惜しい閉め方
布団からはみ出た足
いつもにこにこ優しい人が
小声で囁く毒のような
闇がそこにはあった
その闇から細い腕が出てきて
私の足を掴んで
本当の闇へ攫ってゆく
幻想
私は怖い
遠い国の戦争もだが
日常の隣に確かに存在する
突然の訪問者
それは悪意であり
無知であり
哀しみであり
無関心の顔をした
人間だ
8/27/2023, 2:43:05 AM
私の日記帳は、黒い愛で一杯。
憎んでいるけど愛したい。
傷つくけど愛されたい。
墓場まで持ってゆく、この想い。