帰燕[Kien]

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11/18/2024, 2:22:28 PM

作品No.232【2024/11/18 テーマ:たくさんの想い出】


いいことよりも
悪いというかよくないことばかりが
ここに残っている

もっと
楽しい思い出とか
ほしいな

11/17/2024, 2:31:55 PM

作品No.231【2024/11/17 テーマ:冬になったら】


冬になったら

もこもこパジャマ着たいし
もこもこ靴下履きたいし

布団にくるまって
ごろんごろんしたい

冬の方が 多分まだ平気

11/16/2024, 2:55:05 PM

作品No.230【2024/11/16 テーマ:はなればなれ】

※半角丸括弧内はルビです。


「ボクと離れ離れになっていいって言うの⁉︎」
 ちょうど一年前の今日から付き合い始めた盛田(もりた)が、涙で顔をグチョグチョにして言う。正直、デブで不細工の男にそれをされても、ただ萎えるだけだ。無意味な努力としか思えない。
「うん。さっきから、そう言ってるじゃん」
 そしてアタシは、直視したくもない盛田の顔を見て、もう一度言ってあげる。
「別れよ、アタシ達」
「なんで⁉︎」
 そういうのが嫌いだからだよ——と、言いたい気持ちを飲み込む。そうしたら、この男はよけいに不細工になるのが、容易に想像できるから。
「とにかく、アタシはもうアンタとは他人になりたいの。だから、もう終わり」
 そう言って、席を立つ。伝票立てから伝票を抜き取って、
「最後だし、ここはアタシが払うよ。……ああ、違うか」
と、途中で言葉を止めた。そして、息を吸う。
「いつも、アタシが払ってたっけ? アンタ、食事奢るどころか、アタシと遊ぶ金すら無いもんね?」
 わざと、周りに聞こえるくらいの大きさで言う私は、性格悪い女に映るかもしれないけど。それでもいい。どうでもいい。
 こんな男と一緒に一年過ごしたことに比べたら、大したことない。
「じゃーね。……今後、アタシの前に現れたり、連絡したりしてきたら、アンタの身体を離れ離れにしてあげるわ」
 脅し文句をその場に置いて、アタシは盛田から完全に背を向ける。
 後悔なんて、全くなかった。

11/15/2024, 2:59:34 PM

作品No.229【2024/11/15 テーマ:子猫】


 仔ネコを飼うことにした。特に理由はなかった。別にネコがすきなわけでもなかった。相棒として、何か動物を傍に置かなければならなくなり、それがたまたま道端で拾った弱々しい仔ネコだった——というだけだ。
 それでも、一緒に過ごすうちに愛着が湧いた。大きく育っていくのを見て、私に懐くようになって、たまらなく嬉しくなった。
 けれど、幸せは長くは続かなかった。
「これまで、か」
 私は呟いて、今や立派に成長したネコを見つめる。その身体は、ライオンやトラよりも何倍も大きかった。
「お前には、つらい仕事をさせてしまうな」
 にゃあ、と。野太い声でネコは鳴いた。
「私を、殺してくれるかい?」
 私を魔女だと言い、その命を奪おうとする連中に殺されるくらいなら。共に日々を生きてきたネコに、私はその命を閉ざしてもらいたかった。
 それが、残酷なことだと知っていても。
 ネコがゆっくりと瞬きをする。そして、太い足が私の身体を押さえ付けてきた。ゆっくりと、ネコは体重をかけてくる。
「すまないな、こんな主人で」
 特別な名前も付けてやらなかった。ずっと〝ネコ〟と呼び続けた。それなのに、私はこの子に、殺しをさせようとしている。それがどれだけ、この子の命を穢す行為か知っているのに。
「……」
 いくら謝っても足りない——そう思う私の首に、ネコはゆっくりと口を近付けた。

11/14/2024, 2:52:28 PM

作品No.228【2024/11/14 テーマ:秋風】


少しずつ 冷たさを増してきた風

季節はゆっくりと
冬へと変わろうとしているようだ

そろそろ扇風機も終わりかな

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