10/21/2024, 2:14:56 PM
作品No.204【2024/10/21 テーマ:声が枯れるまで】
この声が嗄れるまで、私は、私には、何かを伝えたい相手がいるだろうか。
この声を嗄らしても構わないと思えるほどの、そんな相手がいるだろうか。
10/20/2024, 2:19:14 PM
作品No.203【2024/10/20 テーマ:始まりはいつも】
始まりはいつも唐突で
そのくせ
終わりは見えなくて
この物語の先の先
その向こうに何があるのか
私はいつも見通せない
10/19/2024, 2:32:34 PM
作品No.202【2024/10/19 テーマ:すれ違い】
思わず、振り返っていた。すれ違ったその人が、知り合いに似ていた気がしたから。
「こんな場所にいるはずないのに」
呟いて、歩き出す。他人の空似なんて、よくある話だ。
それなのに、何度も振り返ろうとしてしまう。追いかけて、声をかけたくなってしまう。それを抑えて、抑え付けて、歩を進めた。
10/18/2024, 2:31:38 PM
作品No.201【2024/10/18 テーマ:秋晴れ】
白く大きな入道雲から
小さな羊雲や鱗雲に変わった
ような気がする
この島にも確実に
〝秋〟が訪れているようだ
晴れよりも 雨の方が多いけれど
10/17/2024, 2:23:14 PM
作品No.200【2024/10/17 テーマ:忘れたくても忘れられない】
忘れたいことだらけだ
いやなことぜーんぶ
忘れたいのに
いやなことほど
ずっとここに残ってる