調月

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7/19/2024, 10:43:51 AM

「…あ、いる……」
視線の先にはきっと、君がいる。
星屑のように、たくさんの人がいるのに、私に見えるのはたった一つの一等星。
一等星なんて掴めないって、分かっている。
砕心の叫びもきっと、一等星には届かないから。
はは……私って、意気地無しだなぁ。
このままじゃ、何十等星だって、掴めなくなっちゃう。
なんて、自嘲が漏れる。

お願い、教えてほしい。
私のことは、どう思っているの?


お題 視線の先には

7/18/2024, 10:52:41 AM

「まさに私が下北沢のツチノコです」

頭はちょっと良い方だと思うけど、

運動もできないし、

優しくないし、

家事もできないし、

要領も悪い。まさに、愚人。

何よりコミュ障で、

ずっと気まずい沈黙が流れて、

悔しくて、悲しくて、申し訳なくて、

そのおかげで常に浮いている。

どうやったら変われますか?

どうやったら、愛してもらえますか?



お題 私だけ

7/17/2024, 1:02:35 PM

「つっかれたあー…」
家にあった、白いファイルに目が止まった。
それを開くと、中には小学校の思い出の写真や、みんなで作った映画の台本が入っていた。
あの頃は楽しかったなぁ。
自由に、思いのまま過ごせて良かったんだろうなぁ。
今じゃ社会の不条理に晒されて、自由奔放になんてできない。
「今」を考えたくなくて、イヤホンをつけて、音を遮断する。
もう少し、予定が落ち着いたら……。

たまには羽を伸ばして、だらーっと過ごすのもいいかもしれない。


お題 遠い日の記憶

7/15/2024, 12:50:24 PM

自分の温もりに慣れすぎては、
命さえ軽んじてしまう。

傷つけて得る安心なんて、
もう終わりにしよう?

ちっぽけな勇気でも、自分も、世界も変えられるから。



お題 終わりにしよう

7/14/2024, 1:09:26 PM

「黙って、この手を取れ」
辛いことも悲しいことも、2人で分かち合えば、少しは楽になると、思ったことは無かった。
私の気持ちを理解できる人なんて、いないと思うから。
もしも…どうしようもない私を受け入れて、全部肯定してくれる味方がいれば、いるのなら……。
貴方はきっと、泣いている姿など、本望でないだろう。
だから、前を向く。助けなど、いらないと。
ただ1人の、対等な人として――私は手を握った。


お題 手を取り合って

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