調月

Open App

「…あ、いる……」
視線の先にはきっと、君がいる。
星屑のように、たくさんの人がいるのに、私に見えるのはたった一つの一等星。
一等星なんて掴めないって、分かっている。
砕心の叫びもきっと、一等星には届かないから。
はは……私って、意気地無しだなぁ。
このままじゃ、何十等星だって、掴めなくなっちゃう。
なんて、自嘲が漏れる。

お願い、教えてほしい。
私のことは、どう思っているの?


お題 視線の先には

7/19/2024, 10:43:51 AM