「……うぅ」
朝日が出ると共に、目が覚めた。
開口一番、嫌な事しか頭に浮かばない。
今日なんて来てほしくない。
寝ようとするけど、なかなか寝付けない。
まるで、私の心情を読んでいるようだ。
ずっと、おやすみのままでいたい。
お題 目が覚めると
「一人一人、当たり前は違うんだよ」
私の当たり前は、貴方の常識ではないかもしれない。いや、違うと思う。
誰かが正しいことを言っても、それが常識でない人がおかしいと言う。
意見をひとつにする必要はないんじゃないかな?
「常識」の海なんて、壊しちゃえ。
お題 私の当たり前
「やっぱり、ここが1番落ち着くなあ」
住宅街の一角にある小さな公園。
人もあまり来ないし、何より眺めがいい。イライラしている時に来ると、すごく落ち着ける。
昼は青空と米粒のような建物が綺麗で、夜は夜空に光る一等星と建物たちの光がまた幻想的だ。
でも……この明かりがなければ、私たちはどうやって生きていくのだろうか?
明かりは生きていくのに必要だし、私を照らすことも、私の道をも照らすことが出来る。
光がなかったら、人間は生きられない。
私が、光になれたら――
貴方を励ますような存在になれるだろうか。
お題 街の明かり
「七夕って、星合とも言うんだ」
鵲の橋が架かる七夕の夜空
私たちには見えないし聞こえないけれど、
15光年を越え、
私はあなたに巡り会う
それはまるで、星が合うよう ?
お題 七夕
「 綺麗だなあ」
たくさんの灯から離れた自然の中、寝そべって星空を見た。
街の中とは違って、信じられないほどのたくさんの星が輝いていた。
たくさんの宝石が散りばめているようだった。星彩ってことかな。
そういえば星の光って、光の速さで何光年も進んで、私たちを照らしているんだっけ。
光の速さ、なんだから、人間のスピードでは……。何億年何兆年?計算苦手だからわかんないや…
だから、今見えている星の光は、もっともっと昔に発せられた光。
そんな星々みたいに、明るくても暗くても、まわりを照らせるようになりたいな。
片手に握った、何でも残せてしまいそうな、透明なソーダを、星空に重ねる。
この可惜夜を、このソーダに収めてしまいたい。
お題 星空