調月

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7/4/2024, 1:07:37 PM

「神様だけが知っていること?」
たとえば……なんだろう。
幽霊はいるのかとか、宇宙はどこまで続いているのかとか――はたまた地球の未来、とか。
ゼウスって神様なら、宇宙と天候を司る神だから、宇宙のことも分かるかもしれない。
モイラって神様なら、未来を司る神様だから、未来が分かるかもしれない。
もしかしたら、美と愛の神様アフロディーテなら、私の恋愛のことも教えてくれるかもしれない。
でも、神様は意地悪で何も教えてくれないから、人間は神様に近づけるように頑張っている。
神様から見て私たちって、どう思われているんだろ。
私たちから崇められているのって、どう思われているんだろ。
人間の私にはわからないや。




お題 神様だけが知っている

7/3/2024, 1:47:52 PM

「なんにも見えないよー…」
前を見ても後ろを見ても厄介な濃霧が渦巻いていた。
歩いているけれど、もうどっちに行けばいいのか分からなくなっていた。
まるで、私の心の中だった。
不安だけど、また一歩足を運んだ。
わたしはわたしを、『何があってもなんとかなる』と思っている。
失敗しても、自分が思っているより他人は覚えていないし、反省して次に活かせらるし、ね…?
神頼みのこともあるけど、結局は今日も生きれているわけだから、まあなんとかなっている。
今までだってたくさんなんとかしてきたから、この先もきっと、何とかなる。
叫んでみたら、霞が晴れたように……見えた。

7/2/2024, 2:17:32 PM

「助かった、ほんとにありがとう」
忙しそうだから、手伝った。それだけだった。
彼ははにかんだ笑みを私に見せた。
その瞬間、身体に熱を感じた。
太陽の日差しが強いから?
顔を見られて恥ずかしかったから?
――彼の笑顔が、陽のように眩しかったから?
ううん、と小声で言い、ぱっと背を向ける。
視線の先には窓があり、私と彼を映していた。
彼が荷物を置き、友達と話していた。そこが私だったら、と思った。
今の世界は、モノクロが少し色づいたように見えた。

6/30/2024, 11:34:13 AM

「運命の人って、いるのかなあ」
小指に赤い糸が結ばれているのが見えたら、と思う。
私の片思いの相手かもしれないし、神のさだめで決まった人かもしれない。
でも、そんな人は私になんてできない。
そんな現実を映したくない。
でも、そうだから。
容姿は良くないし、言葉遣いも悪いし、私が一番嫌いなのは声。
先生や先輩とか、距離が離れてる人には、声のトーンが高くなる。無意識で。
一方で、仲が良かったり、心を開いている人には、私の素の声、低い声が出る。

声が前より低くなっていたら、私に信頼されてる証拠だって、思ってくれればいいけど。

6/29/2024, 10:20:08 AM

「入道雲だ」
部活の帰り、1人で歩いている狭間に、空を見上げた。
遠くに沢山連なっている入道雲が見える。
私は夏の風物詩だと感じているけど、みんなはどうなのかな。
入道雲って、The青春、って感じがする。今のこと…?笑
確か入道雲って、大雨が降る…んだっけ?わかんないや…。
考えると、未来の不安が大雨で降ってきた。
傘をさして、濡れないようにしなきゃ。

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