「やっぱり、ここが1番落ち着くなあ」
住宅街の一角にある小さな公園。
人もあまり来ないし、何より眺めがいい。イライラしている時に来ると、すごく落ち着ける。
昼は青空と米粒のような建物が綺麗で、夜は夜空に光る一等星と建物たちの光がまた幻想的だ。
でも……この明かりがなければ、私たちはどうやって生きていくのだろうか?
明かりは生きていくのに必要だし、私を照らすことも、私の道をも照らすことが出来る。
光がなかったら、人間は生きられない。
私が、光になれたら――
貴方を励ますような存在になれるだろうか。
お題 街の明かり
「七夕って、星合とも言うんだ」
鵲の橋が架かる七夕の夜空
私たちには見えないし聞こえないけれど、
15光年を越え、
私はあなたに巡り会う
それはまるで、星が合うよう ?
お題 七夕
「 綺麗だなあ」
たくさんの灯から離れた自然の中、寝そべって星空を見た。
街の中とは違って、信じられないほどのたくさんの星が輝いていた。
たくさんの宝石が散りばめているようだった。星彩ってことかな。
そういえば星の光って、光の速さで何光年も進んで、私たちを照らしているんだっけ。
光の速さ、なんだから、人間のスピードでは……。何億年何兆年?計算苦手だからわかんないや…
だから、今見えている星の光は、もっともっと昔に発せられた光。
そんな星々みたいに、明るくても暗くても、まわりを照らせるようになりたいな。
片手に握った、何でも残せてしまいそうな、透明なソーダを、星空に重ねる。
この可惜夜を、このソーダに収めてしまいたい。
お題 星空
「神様だけが知っていること?」
たとえば……なんだろう。
幽霊はいるのかとか、宇宙はどこまで続いているのかとか――はたまた地球の未来、とか。
ゼウスって神様なら、宇宙と天候を司る神だから、宇宙のことも分かるかもしれない。
モイラって神様なら、未来を司る神様だから、未来が分かるかもしれない。
もしかしたら、美と愛の神様アフロディーテなら、私の恋愛のことも教えてくれるかもしれない。
でも、神様は意地悪で何も教えてくれないから、人間は神様に近づけるように頑張っている。
神様から見て私たちって、どう思われているんだろ。
私たちから崇められているのって、どう思われているんだろ。
人間の私にはわからないや。
お題 神様だけが知っている
「なんにも見えないよー…」
前を見ても後ろを見ても厄介な濃霧が渦巻いていた。
歩いているけれど、もうどっちに行けばいいのか分からなくなっていた。
まるで、私の心の中だった。
不安だけど、また一歩足を運んだ。
わたしはわたしを、『何があってもなんとかなる』と思っている。
失敗しても、自分が思っているより他人は覚えていないし、反省して次に活かせらるし、ね…?
神頼みのこともあるけど、結局は今日も生きれているわけだから、まあなんとかなっている。
今までだってたくさんなんとかしてきたから、この先もきっと、何とかなる。
叫んでみたら、霞が晴れたように……見えた。