静寂の中心で
とき刻む時計の針
燃える葉
近所の神社が2月に左義長をしていて、書き初めで書いた習字用紙を持っていった。
父はしめ飾りなどの正月の縁起物を持って行った。
神社の総代さんが焚き火の中に入れて、燃やしてくれた。
燃えカスが天高く舞うと、字がうまくなるというから期待して待っていたが、私の燃えカスは腰のたかさ程しかのぼらなかった。
帰ろうとしたところに、「お餅焼けたよ」と総代さんに引き留められた。
焚き火の落ち葉の中からアルミホイルに巻かれたお餅が出てくる。
汁に浸けて美味しくいただいた。
あれからもう左義長には行ってないな。
私は私で毎年正月に巫女舞いをしに行っている。
またその話は別の機会に。
moonnight
ニワトリの心臓の脂肪とりをしていた。
スーパーに売っている肝付ハツってやつだ。
5つで380円くらい。80個のハツを仕入れた。
14~80時までずっと80個のハツの脂肪とりをした。
解剖ばさみの指を入れるところが小さくて、2時間くらいで人差し指に痛みを感じた。だから手袋をして作業を再開した。直にハサミに降れない分、幾分か楽だった。
その時点でまだ60個のハツが残っていて、一気に済ませてしまいたくてそのあと3時間継続してしまった。
小さな穴に指を入れ続けて5時間。
指先の血が止まっていたらしい。
終わったあとに指先に痺れが残った。
家に帰って3時間が経過しても痺れが止まらない。
ニワトリの心臓を扱うわけだから、少しの恐怖心がある。人の気配がする日が落ちるまでに作業を終えたかった。
けど、いつの間にか日が落ちていて、開け放しておいた窓から光に誘われてトンボが入ってきていた。
終わったのは夜の20時。窓から月が見えていた。
終わったあとのバットは血と脂肪だらけ
右手は解剖ばさみ、左手は血と脂肪まみれ。。
日頃見ない光景に恐怖を感じたが、理性を総動員して恐怖を押しやった。
あまりいい気分はしない。
なんのためにこんなことをしているかって?
お気づきの方もいるかもしれないから身分を明かすが、私は理科教員。
来週、心臓の解剖実習をするのだ。
うまくいきますように。
今日だけ許して
仕事頑張ったからジム休みたい
疲れたからアイス2本目食べたい
遠い足音
平和まではまだまだ遠い。
9月に入っていい自治集団になってきたと思っていたんだけどな。