終わらない夏
今日でお盆休みが終わり
明日から仕事
夏は終わるよ!あっという間に!
けど、楽しかった!
遠くの空へ
8/15 日本は終戦記念日で
戦争の恐ろしさや空しさがメディアで多く取り上げられる。
お盆も相まって命について考えたり、ご先祖の想いを想像したり。
こうした空の遠く向こうで
私たち日本人が経験した悲劇を今まさに味わっている人たちがいるかと思うと、よい気持ちがしない。
複雑な気持ちになる。
池上彰が言っていた。
今が「戦後」でありますように。
今を「戦前」としないように、と。
私たちは戦争の恐ろしさを学ぶと同時に
「平和が続きますように」なんてことを言うのではなく、「平和を守ります」と自分事にしないといけない。
そのためにも、戦争が起こるときに私たちの取り巻く環境の変化を想定し、そのときどうすべきか?を話し合わなければならない。
!じゃ足りない感情
ゴキブリが出てきたときだろうか。
声も出ない程驚いてから、ギャーっと叫んで家族に知らせる。
数ヶ月前に外で一人のときに個室のトイレで見つけたときは叫ぶこともできず、扉を開いてそっと脱出した。
!じゃ足りないよね。
だけど、森のなかで人食いヒグマと出会うことを考えると大したことはないのかもしれない。
ニュースを見た時は「ヒグマが友人を連れ去った」という見出しに戦慄して意味を疑ってしまうほど驚いた。
君が見た景色
100m決勝
「on your marks」
私の時代は「位置について」だったと思う。
足もとに広がる真っ赤なタータン
ピストルが鳴ると同時に筋肉に力を込める。
1歩目、2歩目
スパイクの針をタータンに突き刺す。
受け取った反発力で身体を前に押し出す。
まだ加速、まだ加速
身体を浮かせないように腹筋に力を入れる。
腕のふりでバランスを取りながら、全ての力を前進にのみ変えていく。
左右になんか力を1%だってやるものか!
前傾していた姿勢が立つと視界にゴールラインが見えた。
同時に視界の端にライバルの姿が写り込む。
予選のときには見えなかった。
やっぱり全国の舞台はレベルが高い。
一気に焦った。
速く!速く!
ピッチが速くなってしまって、足が絡まりそうになる。
いつも通り!いつも通り!
一歩一歩を大きく!力強く!
たった10秒の間に全てが決まった。
この10秒のために努力してきた。
ありがとう、風
ありがとう、自分
ありがとう、みんな
この景色はずっと忘れない。
言葉にならないもの
映画「ラーゲリより愛を込めて」
終戦80年という節目にテレビで放映されていた。
俳優二宮が演じるのは山本幡男
シベリア抑留の話だ。
戦後、シベリアに60万人という日本人が-40℃にもなる世界で重労働を課せられていた。
(-40℃を下回ると重労働は中止になったそうだ。)
毎日与えられるのは黒パン350gと野菜少々、砂糖がスプーン1杯分という。
エネルギーにして、800kcal。
私が昨日食べたパフェは1200kcalだった。
成人男性の基礎代謝は1400kcal
極寒の地なのだから、体温を作るだけで今以上にエネルギーが必要なはずだし、その上さらに重労働を課せられていたのだから、800kcalではとてもじゃないが足りないはずだ。
それが戦後11年続いた。
日本人の仲間が隣で沢山亡くなる中でそんな過酷な生活に11年も耐え忍んだ人たちがいる。
「ダモイ(帰国)」の許可が下り、日本に帰ってきたシベリア抑留者の思い
帰国を待ち望みながら亡くなった戦病死者の思い
無事の帰還を祈り続けたその家族
戦後11年たち「戦後はもう終わった」と高らかな標語を目にした帰国者たち
とても言葉にならない。