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10/18/2024, 11:51:21 PM

秋晴れの空の下

加速する心拍数を隠しながら歩く私がいた。

だって今日は面接!!なのだから。

もう帰りたい。

今からUターンして家に行きたい。

そんな気持ちを心の隅に置きつつ

私はもう既に入口まで来ていたのだ。

緊張する。もう汗が吹き出そうだった。

優しく声をかけてくれる大人たちも

今は巨大な何かに見える。

面接練習では第一印象は7秒で決まるとか言われたけど

そんなの入り口でミスったら終わり。

こんなことを考えていたら

消えていなくなりたいと思ってしまう。

面接は一人だけの戦いだから怖い。

秋晴れの空に吹く風が私の緊張ごと

吹き去って行けばいいのにと私はずっと考えていた。





─────『秋晴れ』

10/17/2024, 11:00:44 PM

忘れたくても忘れられない

君の温かさ。

今でも鮮明に覚えてる。

君が好きだった時の思い出。

忘れたくても忘れられない

君との別れ方。

全世界を探しても君をもう見つけられないなんて

僕はまだ君を忘れる準備もしていないのに





─────『忘れたくても忘れられない』

10/16/2024, 11:01:03 PM

やわらかな光がそっと私の目を覚ます。

寒くもないし暑くもない

今って丁度いい季節。

寝起きの私を起こすために

伸びをしてカーテンを開ける。

風が吹くと少し寒いけど

私には寒いくらいがちょうどいいから

今の季節が大好きだ。

窓から伸びる光が

水の入ったグラスに反射する

少し虹色に縁取られた瞬間が好き。

朝から浴びるやわらかな光が

私に今日も頑張る元気をくれる。

今日も頑張っていかなきゃね





─────『やわらかな光』

10/15/2024, 11:09:06 PM

まだ生きてるんだ。

なんでだろう。

心臓の辺りに防弾チョッキなんか着て

また生きようとしたの?

私はもう人生の幕を下ろしたいのに。

私変だって。

生きたがりの私と死にたがりの私が居るの。

何かに秀でてる訳でもないから

静かに生きてるだけなんだけどね。

たまにつまらないと感じてしまうけど

死にたいとは思いたくない。

私はいつも私を殺そうとする。

鋭い眼差しをして殺そうとするの。

体は動かせないけど見るだけは出来るなんて

こんなの望んでいないのに。

鋭い眼差しをする死にたい私と

まだ生きていたい私の攻防戦が今日も始まる





─────『鋭い眼差し』

10/14/2024, 11:16:17 PM

暗い空を高く高く飛ぶあなたに憧れた。

凛とした顔をしたフクロウさん。

人間の私は貴方にはなれないから

眺めてるだけ。

君にこの思い届くといいのに





─────『高く高く』

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