絆は、元々は犬とか動物を繋ぐ綱だったとか。
それがいつからか
人との繋がりを繋がりと言ってたりするらしい。
絆とはどのくらいの関わりで作られるのだろうか。
いつの間にか始まった
彼女に振り回され続けるこの関係にも
少なからず僕との絆はあるのかもしれない。
その絆を大切にしないといけない。
─────『絆』
たまには息抜きしよ。
ちょっとだけならお酒も良いよね。
いつも頑張っているし
たまにははめ外してもいいかな。
たまにはさ
あのころの友達と遊びに行きたいな。
─────『たまには』
僕は犬だから
言葉は話せないけど
嬉しい時も悲しい時も
君の傍に居させてよ。
大好きな君に
毎日笑顔になって欲しいから。
今日も僕は君の足もとで
しっぽ振る。
─────『大好きな君に』
3月3日はひなまつり。
女の子の幸せと健やかな成長を願ってお祝いする日。
いつもは仕事を休めたれけど
今回は休めなくて少し悲しそうな顔をさせてしまった。
「ママ〜保育園で作ってきた!!」
元気に私の元へ走ってくる。
娘の持ってるものを見ると
紙コップや箱で作ったお内裏様とお雛様
「すごい上手に作れたね!」
私も小さい頃作ったなと思いながら
「これもおうちで飾ろうね。
今日はパパの帰りも早いって」
なんて
娘と手を繋ぐ帰り道。
来年は家で過ごそうね。
─────『ひなまつり』
ここは暗く立ち込める瘴気世界。
その中も地位が高い人
ここで偉いとされる人は
1部の浄化エリアで生活出来ている。
一般市民には払えない大金を払えば
そこに行けるみたいだけれど
普通の生活をしている瘴気世界には
そんなお金を持つこともないのが現状だった。
瘴気世界では子を産むと望む人が少なく
望んでいても生まれてこなかったり
子が元気に生まれることが難しくなった。
そんな中、瘴気世界で元気に産まれた私。
両親にも周りの大人にも優しくされて
みんなの愛を感じながら私は成長した。
私の記憶だとお母さんはいつも体調が悪い。
お父さんは肉体的にも厳しい労働している。
2人はいつも私に辛い顔を隠してる。
2人はいつも
「あなたが私たちのたった一つの希望」
そう言って私を抱きしめる。
嬉しいと感じる反面
なんだか悲しそうな背中に手をあてて
大好きな二人を
どうにか元気にしたいって思うようになった。
2人を笑顔にしたいから
私頑張りたい。
何ができるか分からないけど
2人のたった一つの希望として
できることやってみる。
だからいい事が出来たら
沢山褒めて欲しいし沢山抱きしめて欲しいな。
─────『たった一つの希望』