「あぁめっちゃカッコイイ」
また言ってる。
「先輩好きな人いるらしいよ」
「えっホント?どこ情報?」
「多分ホント。先輩の友だちから聞いた。」
「マジかぁ」
もう立ち上がれないー
なんて言ってる
友だちをどうにかしてあげたいと思いながら
気分転換に遊ぶことを提案した。
彼女は1つ上の先輩に恋してる
私は彼女とは
ほぼ一緒の行動をして2人でひとつ的な感じ
早く彼女と先輩が付き合うことを願ってる。
その夜私の方に1件のLINEがきた。
彼女が好きな先輩からだった。
『女子ってどこ行くと楽しいってなる?』
以前彼女が行きたいと言っていた所を伝えた。
きっと私に聞くって事は彼女を誘うってことだから
上手くいくことを願って
─────『1件のLINE』
僕は何かを探していた。
背の高い木々に囲まれたここで何かを
今が何時かも何日なのかもわかっていない。
それなのに必死に探していたんだ。
水分も取らずにただ走り続けた。
僕は倒れた
ご飯も水分も取ろうとせずに走っていたから。
目が覚めると動物がいた。
寝ているようだった。
起こすと悪いから僕はもう一度目を閉じた。
─────『目が覚めると』
「今回のテストは1位じゃないのね」
落胆した声と表情で私にプレッシャーを与えてくる
「ごめんなさい、次は取るから。」
「次は取る?
当たり前のこと言わないで私の子なんだから」
今回の順位は2位
私は勉強が好きなわけじゃない
ましては覚えが良い訳でもなかった。
だからこそ私は毎日空き時間も勉強
起きてから寝るまでずっと勉強する
これが私の当たり前
友達と遊ぶなんてありえない
話す時間や遊ぶ時間があったら
勉強、勉強
辛いなんて気持ちどっか置いてきた
勉強するのが私の当たり前
─────『私の当たり前』
街の暗さが気持ちまで暗くしてしまいそうで
苦しかった。
街の明かりが私の足元を照らした。
その明かりが気持ちを明るくさせた。
でも私明るいのも嫌になってる。
その明かりで影が濃くなって
闇は深くなってしまうから。
街の明かりで私をいつまでも照らして
─────『街の明かり』
夜空に橋がかかる時
織姫と彦星が出会える日
私たちは願い事をする
叶わなくても構わない
でも叶うといいな
そう願って
笹に短冊を書いて
七夕の夜
私たちの願い事はきっと
織姫と彦星を繋ぐ
星になる
─────『七夕』