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7/6/2023, 11:03:05 PM

友だちが中学の思い出を話していた。

あの子はとても楽しそうに話していた。

私に話題を振ってきた。

私には楽しい思い出なんてなかった。

中学では隅に居るような人間だったから

高校デビュー成功しても

過去が変わらないから

今こんな子だから

私がクラスの隅にいたなんて思わないんだよね。

私も楽しい思い出があったかのように話した。

友だちは楽しそうと言っていたけれど

私は友だちの思い出が羨ましかった。





─────『友だちの思い出』

7/5/2023, 11:13:19 PM

「下を向き続けたらいい事なんて見つけられないよ

上を向かないと

いい事探してるんだよね

ほら上を見て」

優しい声が私を包む

優しい声につられて上をむく

「今日は星が綺麗だよ」

空いっぱいに星が散らばってキラキラ輝いていた。





─────『星空』

7/4/2023, 11:02:17 PM

私たちが産まれたことが意味があるのかなんて

私たちが考えても意味が無い

だって答えは見つからないから

きっと神様だけが知っていることなのかも

それなら無理に知ろうとしなくても

知らない方がいいのかも





─────『神様だけが知っている』

7/3/2023, 11:04:20 PM

たとえ暗い道が続いて先が見えなくても

きっと進んでいけば明るくなっていく

この道の先に明るい未来があると信じて

私は進む





─────『この道の先に』

7/2/2023, 7:14:40 PM

あの日のことを忘れない

それは日差しが強い日

アスファルトという名のフライパンで

私の腕や足を焼かれると思い込むような暑さだった日

私は綺麗な女性を見た。

女性は暑さを感じさせない涼しそうな顔をしていた。

歩き方もほかとは比べ物にならないくらい

洗礼されていたようだった。

私もあの女性のように綺麗な女を目指すべく

歩き方を意識して変えようとした。

意識すればするほど変になってしまう。

困った困った。

暑く照りつける太陽の下

私は綺麗な女を目指すべく

密かな特訓が始まった。





─────『日差し』

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