7/1/2023, 11:22:26 PM
窓越しに見えるのは赤い靴を履いた女の子
隣の家の子で
いつも庭に出て遊んでいるみたいだ。
僕は生まれてから
体が弱いから外に出ることは許されない。
正直彼女が羨ましい。
窓越しに見えるのは彼女の笑顔
窓越しに聞こえる彼女の声
窓越しに見えるのは近いようで遠い彼女の姿
話すこともなかったのに
君のことが気になってしまったよ。
いつか窓越しじゃなくて正面で話がしてみたいな
─────『窓越しに見えるのは』
6/30/2023, 10:15:09 PM
あの日、目覚めると世界は変わっていた。
他の人には見えない
自分だけの赤い糸が見えるようになっていた。
この糸を辿っていけば運命の人に会えるらしい。
赤い糸は自分のしか見えないし
突然赤い糸が見えたって私は探そうとしなかった。
だってきっと相手が探している気がしてるから。
赤い糸で繋がった名前も顔を知らない貴方を
密かに待っています。
─────『赤い糸』
6/29/2023, 11:02:32 PM
空青く広がる空にもくもくと白い雲が広がる
入道雲はなんだか私たちに夏を教えてくれる
僕はそんな空が大好きだ
─────『入道雲』
6/28/2023, 11:00:08 PM
太陽が私たちを照りつけるだけで暑いのに
なんでアスファルトにまで反射するの
暑すぎて溶けるんだけど!!
もう何年もここに誕生してから
溶けたこと一回もないけど...
夏好きだけど暑すぎるよ
─────『夏』
6/27/2023, 11:02:57 PM
彼女を追いかけて草原へ向かった。
そこは遠くの町まで見える丘だった。
彼女はいつも遠くを見ている。
「どうかしたの?」
僕は聞いた。
「ここに囚われていたくないの」
彼女は言って僕を見た。
確かに彼女と出会ってから笑顔を見ていない。
「ねぇ一緒に行かない?ここではないどこかに」
僕は考えるより先に
「いいよ。」
そう言っていた。
僕の言葉で彼女は笑った
彼女の笑顔は綺麗だった。
─────『ここではないどこか』