誰よりも好きとか
誰よりも愛してるとか
人と比べるものじゃない事くらい
みんなわかってるはず
私だってわかってた。
でもあなたを前にすると
私の中で,彼の中で“誰よりも1番”になりたいって
思ってしまうこと
誰よりも好きで
誰よりも愛していて
誰よりも愛を伝えるから
いつか私に振り向いてほしい
でも振り向いてくれなくても
誰よりもあなたが幸せになることを1番に願っているよ
─────『誰よりも』
帰りにポストを覗くとそこには封筒入っていた。
“10年前の私へ”
「ん?」
やっほー今この手紙を書いているのは2033年だよ。
急に驚くよね。
今彼氏がいない私に報告するね。
私実は結婚しました!
誰とは言わないでおくけどとっても幸せだよ。
10年前の私は元気なのかな?
体調崩さないようにね!
10年後の私より
「なんのためにもならない手紙だったなぁ。
どうせならこの株買った方がいいとか
言ってくれてよかったのに...。」
未来から過去へ手紙を送ることってできたんだ。
未来に希望があるなぁと感じたこの日。
─────『10年後の私から届いた手紙』
「ねぇ今年こそ本命あげたら?」
そんなことを言うのは私の小学校からの友達
「む、無理だよ~」
「まだそんなこと言ってんの?
あの子カッコイイんだからすぐ彼女作っちゃうよ。
それでもいいの?」
「い、嫌だけど...。」
彼女はいつも私の背中を押してくれるけど
勇気が出なくていつもチャンスを無駄にしちゃう。
彼女が言う“あの子”と言うのは私が想いを寄せている彼
頭良くてスポーツできて手が綺麗で
字も綺麗優しくて紳士でカッコよくて
こんな完璧な人に恋しちゃいました。
こんな完璧な人に想いを伝えるとか無理すぎる。
「じゃあ渡せなくても良いから一応作ってみたら?
うちも友達にチョコ配りたいから一緒に作る?」
「うん,作ってみる。絶対一緒に作ろうね!」
「難しいかもだけどドーナツでも作ってみる?」
「え?なんで?」
「ドーナツはあなたが大好きって言う意味があるんだってピッタリじゃん!うちも少しは手伝うから」
「じゃあそうしようかな」
手作りは初めてだったのに関わらず大成功だった。
そして迎えたバレンタインデー
「よ,良かったら帰り一緒に帰らない?」
勇気を出して言った私に笑って
「なに緊張してるの?良いよ一緒に帰ろ」
優しい声でそう言ってくれた。
彼は色んな女子からチョコを貰ってるみたいだった。
「おい,またお前チョコ貰ってんのかよ。
俺にくれよ母ちゃんにしか貰えなかったわ笑」
なんて男子が話すくらいには
「どうしよう渡せないかも」
小声で言ったはずなのに彼女には聞こえてたみたいだ。
「何言ってんの,大丈夫頑張って来たんだよ。
ちゃんと伝えてきな。どんな結果でも私が聞くから」
─────放課後
彼と隣で歩く帰り道
いつも通ってるはずなのになんだか違うように見えて
「あのさ,まだチョコ受け付けてる?」
「受け付けるって何?笑
チョコくれるの?」
「うん,チョコじゃなくてドーナツなんだけど
意味があってね。えっと,なんて言うか,
あなたが大好きって意味なんだけど
私の気持ちとドーナツ受け取ってくれますか?」
「えっ俺にくれるの?ありがとう。
ちゃんと気持ちもドーナツも受け取ります。
俺も好きだよ」
「ホントに?」
「ホントだよ」
今年のバレンタインは
今までで1番幸せで最高な日になった。
後日友達に付き合ったことを伝えると
涙目になっておめでとうと言ってくれた。
本当にいい友達を持ったなと感じたバレンタインの日
─────『バレンタイン』
私が戻るまで居場所無くさないでね
私には,あなたしかいないから
私が帰ったら
「おかえり」って言って
手を広げて待っていてね
君を見つけたら絶対に飛び込むから
受け止めてね
その時まで待っててくれると嬉しいな
─────『待ってて』
死にたいとか生きてる意味とか
考えてしまうあなたに伝えたい
ちょっと長めの自分語りになるんですけど
どうか読んでいってください。
貴方が死にたいと思うのは何故ですか?
イジメとか嫌がらせとかですか?
私は先輩に悪口言われています。
でも私は傷つきません。
なぜだか分かりますか?
ポジティブに捉えるようになったからです。
悪く言われるほど私が魅力的なんだって
思うようにしています。
私にどんなに優れていることがないと思っていても
コンプレックスそこも私の大切な魅力の1部だと
思うようにしています。
少し辛くなってしまった時私は涙を流します。
辛いことを思って泣くのではなく
感動する動画とかを観て泣きます。
泣くことで私は気持ちをリセットします。
生きてる意味を考えてしまうのは何故ですか?
何か嫌なことされてますか?
私は毎日が同じ日々すぎて生きている意味を
考えてしまうことがあります。
私は理想としていた高校生活とは
かけ離れていて落ち込んだし
新しい友達作れないし
とても最高とは言えませんでした。
でも私は学校に行きます。
友達と話したいからです。
目標があるからです。
私は極力休まないことを目標にしています。
でもこんな目標や理由なんてなくていいです。
死にたいと思う時,生きている意味を考えてしまう時
何回も思っても命を絶つことは絶対にやめてください。
命を絶つことで自由になれるなんて
思わないでください。
貴方がこの世からいなくなってしまっても
悲しむ人がいないとかそんなこと思わないでください。
私は伝えたい。
もしそれが貴方じゃない親しい誰かが
死にたいと思っても
生きてる意味を考えてしまっている時も
あなたの存在って偉大だと。
どんな貴方でも居るだけで
誰かの休憩場所になっているかもしれません。
そんなこと信じないって思っても仕方ありません。
文面なんで
もし1%でも信じたいとか思ってくれて
でもそんな人いないって思ってしまった時は
顔も容姿も知らない私の休憩場所になってください。
どんなあなたも素敵だし
誰よりも輝いていると思います。
胸張って生きていきましょう。
─────『伝えたい』