木弓るん

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7/10/2024, 3:19:57 PM

目が覚めると

目の前には黄金の世界が広がっていた
誰もが幸せそうに笑い
楽しそうに暮らす世界
夢のような理想郷

何故こんなところにいるのか
未だ夢の中にいるのか
不思議な気分だけれど
妙に現実味を帯びていて

不意に声をかけられて振り返る
立っていたのは懐かしいあいつ
気が付いてしまったけれど
知らないフリをしていたかった

目が覚めた自分は
もう目を覚ますことはないのだ

7/9/2024, 3:24:05 PM

私の当たり前

甘い物が一番で酸味は苦手
スイーツは甘いスポンジ生クリーム
トッピングはバニラアイスに
メープルシロップ
フルーツは乗っていない方がいい
それが私の当たり前

でも世の中は
甘い物には酸味を合わせたがる
ショートケーキには苺
フルーツたくさんのタルトにパフェ
たまに見かける生クリームてんこ盛りは
何故か甘さ控えめ
それが世の中の当たり前

自分の当たり前と世間の当たり前
ずれているとやっぱり大変
だけどそれも持ち味だと
そう思っていいのかな

あま〜いクリーム、食べたいな

7/8/2024, 3:15:53 PM

街の明かり

仕事を終え、外に出ると
いつだって暖かな街の明かりが
出迎えてくれる

今日はどこに行こうか
行きつけのお店のママの顔を見に行こうか
それとも新しいお店を開拓してみようか

街の明かりはいつだって
明るすぎてきらびやかでまぶしくて
分不相応なのではないかと
そう思うこともある

だけど同時に
この街の明かりだけが
疲れ切った俺を癒してくれる
そんな気もしているのだ

7/7/2024, 2:50:37 PM

七夕

一年に一度だけの二人をつなぐ架け橋
人々は星空を見上げ短冊に願いを込める

ロマンティックなお祭りだけど
どこか物悲しい
短冊に込めた願いが叶うのならば
どうして引き裂かれた二人は
年に一度しか会えないのだろう

年に一度しか会えない二人は
どのように過ごし
どのように別れるのだろう
会えない間に
心変わりはしないのだろうか

夜空を見上げ空想の二人に想いを馳せる
同時に離れてそろそろ半年になる
あいつのことを思う

7/6/2024, 2:34:37 PM

友だちの思い出

人の記憶なんて
時の流れとともに消えたり
都合よく改変されたりするものだろう

みんなの人気者だった君が
僕のことなんて覚えているはずがない
そう思っていたのに

街で偶然会った君は
懐かしそうに僕との思い出を
語ってくれたんだ

君と僕は確かに友だちだった
これからもまた
友だちでいてくれるかな?

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