君は今
君は今、どうしているだろうか
頭が良くてセンスのある君
素敵な仕事について
毎日忙しくしているのかな
昔から人気者でモテた君
素敵な人と結婚して
幸せに生活しているのかな
僕は今でも
君のことばかり考えてしまう
会いに行けばいいのかもしれない
だけど未だにばっとしない僕は
いつもキラキラしていた君に会うのが
少し怖いんだ
君は今、何をしているのかな
一人空を見上げ
今日も君のことを考えている
物憂げな空
もう、何度目の墓参りだろう
ここに眠るあいつのおかげで
めぐり逢った君と僕
示し合わせた訳でもないのに
毎年並んで手を合わせる
人は土に還るのに
人はなぜ空を仰ぐのだろう
淀んだ曇り空は
未だあいつに囚われたままの
君の心そのものなのだろう
これからどうする?
真っ直ぐ帰るか
君の寂しそうな
申し訳無さそうな表情に
僕のほうが申し訳ない気持ちになる
お互い気持ちがすれ違う君と僕を
あいつは物憂げに見つめているのかもしれない
小さな命
そいつは僕の掌の上で丸まっていた
体は小さく上下し
掌には確かに伝わる温かさ
そいつはこんなに小さくても
確かに生きていた
必死に生きようとしていた
この小さな命
ここで失わせたりはしない
弱々しく身を震わせるハムスターを
優しくタオルで包みこんで
僕は動物病院に走った
Love you
君に伝えたい
この気持ち、伝えたい
伝えてもいいかな?
君は、困っちゃうかな?
君に伝えたい
僕の気持ち全部、伝えたい
でも勇気が出ないんだ
こんなに君のこと……なのに
君の気持ちを知りたい
君の気持ちを知るのが怖い
僕のこと、どう思っているの?
僕は君に、この言葉伝えてもいいの?
太陽のような
まぶしくて、あたたかくて
時に強く、時に優しく包みこんでくれる
まるで太陽のような君
まぶしすぎて、僕には不釣り合いな君
君に照らされたって
僕は輝けないよ
それでもいつも、僕を照らしてくれる
包みこんで、あたためてくれる
どうしてなんだい?
太陽のような君が大好きだよ