木弓るん

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1/17/2024, 10:13:40 AM

木枯らし

吹き抜ける冷たい風に
コートの襟を立て首を縮こませる

強風に葉を飛ばした木々は
枝と幹を残すのみで
寒そうで寂しそうだと思った

いや

寒いのも寂しいのも自分自身
こんな日はどうしても悲嘆にくれてしまう

せめて空を見上げ
真っ直ぐに歩こう

そう思ったもつかの間
いっそう冷たく吹き抜けた風に
やっぱり身を縮め急ぎ足になるのであった

1/16/2024, 10:27:33 AM

美しい

美しいもの
美しい場所
美しい景色

君と見る全てが美しくて
きらきらしてる

楽しいね
素敵だね
綺麗だね

そう言って笑う君
一番きらきらして美しいのは
間違いなく君だよ

1/15/2024, 11:21:43 AM

この世界は

世界では常に争いが起こっているし
いつもどこかで災害が起こっている

今は平和に暮らしている僕らだって
薄氷の上に生きているようなもので

いつ、この平穏が破られてもおかしくはない

だけど
いや、だからこそなのか

人々は日々楽しく生きようとする
自然は壮大な姿を見せてくる

この世界はとても美しいのだ

1/14/2024, 2:25:07 PM

どうして

どうして空はあおいの?
どうして日は昇り、沈むの?

どうして僕は、ここにいるの?

こたえてくれるひとはいない

どうしてひとは争うの?
どうしてひとは生きなきゃならないの?

どうして君は、ここにいないの?

おしえてくれる君はいない

どうして僕は
ひとりぼっちになってしまったんだろう

1/13/2024, 3:46:14 PM

夢を見てたい

外から聞こえる子供たちの歓声に
私だけの物語は途切れてしまった

カーテン越しに射し込む陽光
行き交う車の音に隣室のテレビの音

すっかり朝も遅い時間だろう
休みの日とはいえ生活リズムを考えれば
起きたほうがいい時間に決まっている

とはいえ

現実はつまらないことだらけで
世の中は不穏なことだらけで
こんな日くらいは
私だけの物語に浸っていたい

布団をかぶり直し目を閉じる
さっきまで見ていた夢は忘れてしまったけれど
今日くらいは一日中
いい夢を見てたっていいじゃない

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