シタタタタタタタ!!
私は今とてもヤバい状況に居る!!
事の発端は
先日2月14日、大好きな人にチョコを渡すバレンタイン。
私は長年大好きだった君にチョコをコソッと机の中にいれ、渡した。
バレてないはず。だと思っていたのに!!
何故か声をかけられてしまった。
君からは脈ナシなので、このまま振られると考えると胸が苦しい。
それならいっその事逃げてしまおうと言う事だ。
という訳で走っている訳だが私は足は、はやい方なのだが体力は無い。君は体力もあるし足もそれなりにはやい。
このままだとつかまってしまう。
でももう遅かった。
「つかまえた。」
私は絶望に満ちた顔をしていた。
なのに彼は目を細め、嬉しそうにしていた。
キーンコーンカーンコーン
朝練終了のチャイムが鳴った。
この後はホームルームがある。
なのにこの状況
少しでも良いから、時間よ止まれ
君は私に甘い甘い口付けをした。
君の声が、姿が見えた。
最初は厳格なのではと考えた。
だが、君の仕草、君の声、君の姿、
全てが君だった。
一ヶ月前に亡くなった君の声
おはようと言ったら「おはよう」と、かえってくる。
だが、君と食をする事はできない。
君と触れ合う事も出来ない。
君は他の人には見えないらしい。
君は幽霊になったらしい。
私が帰って来ると君の声がする
私は君がただそばに居ることが、
とても嬉しかった。
触れ合えなくても、君と会話をできる事が、
とても嬉しかった
君が幽霊になり出会って45日目
帰って来ると君が薄く光っていた。
どうやら成仏というやつだ。
私は必死に泣いた。君が居ない世界なんか
クソ喰らえと思った。
君は生きろと言った。
君にそんな事を言われると死ねないじゃないか。
ありがとう。
愛してる。
空を見たら君みたいに綺麗な一番星が光っていた。
私は泣いた。
ありがとう、さようなら私の愛してる恋人よ。
君の声が聞きたい。聞けたら。