bye bye...
2月26日2時の作品の前の出来事です。
怖い夢を見た。
いや、正確に言うと昔の夢を見た。
胸が弾けるほど苦しい
ちょっと昔のあの時の事。
君とは幼なじみだった
毎日のようにあそんだ
君は絵を描くのが大好きだった
君の絵を褒めた時、
君はいつも狐のように目を細め嬉しそうに笑っていた。
そんな君が私はとても好ましく
このまま時が止まれば良いと思った。
そんな幸せが続くある日、君と喧嘩をしてしまった。
とても拙い喧嘩だった。
その日から君と私は話さなくなった。
長期休みに入る前。
君は転校する事になった
喧嘩をしたまま、謝れずに…
君は一言だけ。
『さようなら、バイバイ』
と言い儚く消えていった。
私は泣いた。涙が止まらなかった。
バイバイなんて言わないで。
またねって言ってよ。
長期休みに入らず私は時が止まれば良いと思った。
そんな苦い思い出から数年後、
大学生になった私達は再開した。
最初は気まずかったが昔の喧嘩だ、すぐ仲直りをした。
君と話せなかった数年、仲直りをしておけば良かった。
あぁ幸せだ。また大好きな君に出会えて、
大好きな君の絵を描くところを見れて、
狐のように目を細める君を見れて。
あぁ時が止まれば良いのに。
時よ
止まって止まって止まれ止まれ止まれ
止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ!!!!
君が事故にあった。
私の目の前で。
あぁなんて神は残酷なんだろう。
やっと出逢えたのに。
緊急搬送された君はなんとか一命を取り戻した。
が、生きても30分らしい。
私は手を握り、泣きながら君の名前を必死に呼んだ。
お願い目を覚まして。
また狐みたいに笑う君を見せてよ、
君は目覚めない。
あ..りがと...
バ......イ...バイ...
君は笑いながら天国へ旅った。
お願いだからバイバイとか言うなよ、
またねって言って欲しかったな。
あぁ神様どうかもう一度あの子に出逢わせてください。
No
3/22/2025, 6:37:20 PM