3/14/2025, 6:10:51 PM
レンズの前で切り取られた
自分が羨ましい
君が好きだった唄
歌詞も曖昧に口遊む
どこかに君の幽霊を探して
心臓が続く限り
忘れる度に思い出せる
それがちょっと嬉しい
3/12/2025, 6:00:38 PM
諦める事を覚えて 挑む事を忘れる
仕方ないと最初から諦めている
その選択をどうにか 褒めて貰いたい
自分は逃げて 進む人指差して笑う
成功されると何故か焦り出して
胸に点る黒い炎を 集めてどうする
錆び付いたナイフは研ぐこともなく
優しさに噛みついて
認めてくれる言葉を探して街を歩く
「終わらせたら新しい何かが始まる」
そう嘯く唄に唾を吐き
「始まらねぇじゃねーか」とぼやく
諭されなくとも分かっている
本当はとっくに分かっている
3/11/2025, 6:10:32 PM
君は昼間の星
だから夜になったその時は
探して必ず見付け出すよ
大丈夫だと思うんだ
だってこうして会えただろう
目印があるから迷わない
僕はここだよって教えるよ
君も同じように教えて欲しい
3/10/2025, 6:14:11 PM
夜が明け 祈りも虚しく 日が昇る
そして今日もまた 知らない誰かに憎まれる
出来るなら お前とだけは 遭いたくない
だけどお互いに 顔と名前を教えたから
見付けたら お前だと判ってしまう
それが怖くてさ 震えた身体を丸めた
時が来た 俺は神には祈らない
弾倉に弾をこめる 遠いふるさとを想いながら
人は何故 争い合うものなのか
未だに帰りを待つ 人は過去を彷徨っている
靴を鳴らす 死の匂いが満ちた場所へ
せめて天使らよ 彼らを導きたまえ
迸る赤き水面が 波紋を描いている
煙の向こうに立つ 人影を無理矢理恨み
俺は指先に 力を入れて撃ち放った
瞬間に悟ったんだ それがお前だって事に
ああ、何もないかのように 日は沈む
掌にこびりつく 罪を数えて 床に就く
今日も生き残れた