3/9/2025, 6:43:37 PM
蝋燭の炎を消す度に 大人になってゆくのだろう
最近はあまり笑えてない 代わりに泣いてもない
それでも生きていたいから 溜め息でかき消してる
誰かに蝋燭を用意して 受け取った炎を灯せたら
って思うけど 大切にしたい人がいない
探してるのは 燃え尽きた後に 証明して欲しいから
ああ、自分の事だけ精一杯
ああ、普通の事なのに
許されない
3/8/2025, 4:53:52 PM
叱られる度
逃げ込んだ公園
ブランコの右側が僕の席
学校終わり
友達と遊ぶ約束
待ち合わせたのも同じ所
影が伸びるのを街灯が止めて
お腹が空くと家まで駆けたっけ
触れた手に鉄の匂い
あの頃と違うのに
どうしてだろう
思い出す
3/7/2025, 5:56:02 PM
五線譜に足跡を残した音が
涙が旅立つ前に届いてくれるといいな
必要なら役に立たないかも知れないけど
言葉だって添えてやるさ
だからせめて今だけは側に置いといてくれよ
3/6/2025, 5:39:13 PM
溜め息は紙飛行機にして
風に乗せて遠くへ飛ばそう
落ちた先で踏まれてなけりゃ
その内誰かが拾ってくれるだろう
3/5/2025, 6:13:02 PM
左の部屋
山あり谷あり
等間隔
平になりゃ最期
限りあると知っていて
どうして仕事をやめないの?
ここは不思議なくらい静かで
僕の耳はあなたの音を探している
それを残酷にも邪魔をする
いなくなった事を報せる合図
幼い僕は初めて命を知った