3/11/2025, 6:10:32 PM
君は昼間の星
だから夜になったその時は
探して必ず見付け出すよ
大丈夫だと思うんだ
だってこうして会えただろう
目印があるから迷わない
僕はここだよって教えるよ
君も同じように教えて欲しい
3/10/2025, 6:14:11 PM
夜が明け 祈りも虚しく 日が昇る
そして今日もまた 知らない誰かに憎まれる
出来るなら お前とだけは 遭いたくない
だけどお互いに 顔と名前を教えたから
見付けたら お前だと判ってしまう
それが怖くてさ 震えた身体を丸めた
時が来た 俺は神には祈らない
弾倉に弾をこめる 遠いふるさとを想いながら
人は何故 争い合うものなのか
未だに帰りを待つ 人は過去を彷徨っている
靴を鳴らす 死の匂いが満ちた場所へ
せめて天使らよ 彼らを導きたまえ
迸る赤き水面が 波紋を描いている
煙の向こうに立つ 人影を無理矢理恨み
俺は指先に 力を入れて撃ち放った
瞬間に悟ったんだ それがお前だって事に
ああ、何もないかのように 日は沈む
掌にこびりつく 罪を数えて 床に就く
今日も生き残れた
3/9/2025, 6:43:37 PM
蝋燭の炎を消す度に 大人になってゆくのだろう
最近はあまり笑えてない 代わりに泣いてもない
それでも生きていたいから 溜め息でかき消してる
誰かに蝋燭を用意して 受け取った炎を灯せたら
って思うけど 大切にしたい人がいない
探してるのは 燃え尽きた後に 証明して欲しいから
ああ、自分の事だけ精一杯
ああ、普通の事なのに
許されない
3/8/2025, 4:53:52 PM
叱られる度
逃げ込んだ公園
ブランコの右側が僕の席
学校終わり
友達と遊ぶ約束
待ち合わせたのも同じ所
影が伸びるのを街灯が止めて
お腹が空くと家まで駆けたっけ
触れた手に鉄の匂い
あの頃と違うのに
どうしてだろう
思い出す
3/7/2025, 5:56:02 PM
五線譜に足跡を残した音が
涙が旅立つ前に届いてくれるといいな
必要なら役に立たないかも知れないけど
言葉だって添えてやるさ
だからせめて今だけは側に置いといてくれよ