8/12/2024, 7:59:27 PM
聴診器を当てながら、
リンゴの皮を剥くみたいに、
ゆっくりと、君の頭皮を剥がしたなら、
どんなメロディーが聴こえるのだろうか。
8/11/2024, 10:46:07 AM
麦わら帽子の少年は今も旅を続けていて、
どこぞの名探偵は未だ小さいまま。
それとは対照的に、僕は髭の生えた顔で迷子。
生きる事が仕事になっていた。
8/10/2024, 4:46:00 PM
終点はセピア色 ポケットの内側
有効切れの切符と鍵だけが帰り道を示している
8/9/2024, 6:05:52 PM
綺麗事に力なんて無い。
その大半は言い訳さ。
でも、地球は丸いからね。
後ろに逃げ続ければ、その内ぐるりと回って、
元の場所に戻ってきてしまう。
何を言いたいかというと、
つまりそういうこと。
8/8/2024, 11:26:39 AM
踏み潰された蝶の死骸に、蟻が群がっている。
道端に咲いていた花は、気付けば枯れていた。
車が、人が、知らない顔で過ぎてゆく。
信号は三色を繰り返し点灯させ、
太陽と月は、かわりばんこに空を塗り潰す。
皆、無関心に生きて、中途半端に交わって、
そんな風にして今日も正しく地球は廻っている。