流れ星に願いを
もし
この願いが
叶うとしたなら
俺の大切な人たちに
届いてほしい
お空にいる人や
今
ここにいる人
全てに
愛と
幸せを
願いたい
でも、
それも
もうすぐ叶うよ
もう一度
貴方に
好きと
言いたかった
「ありがとね、後はゆっくり休んで……ろんか…
ずーっとこの先も、その先の来世も、君をずっと
愛してるよ」
嗚呼
良かった
皆
幸せだ
俺の願いは
叶った
後悔も
何も無い
ただ
もう一度あなたに会えたから
今日の心模様
「ごじょ、さっ、アンタも俺を、置いて……て」
夢を見た
それは
五条さんが死んでしまう夢
リアルな感覚で
血の鉄の匂いもリアルで
ドロドロとした
世界観だった
最近は五条さんが死ぬ夢しか見ない
おかしいんだ…
「お、千兎聖おはよー!」
「…はよ」
「最近隈すごいぞ?なんか悪いとこでもあるん?」
「や、別に大丈夫」
「そっかー、無理しないでね」
「ん、ありがと」
疲れたな
食欲も湧かなければ
睡眠もできない
昼休み中
おひさまで寝るか…?
日向ごっこ…
「おっはよー!グッドルッキングガイ五条悟先生だよー!!」
「おはよっす!」
「遅刻がすぎんのよ!バカ教師!」
「おはようございます」
「…………」
「ろ〜んか、ね、!だいじょぶそ?」
「………ん」
「眠い?」
「…………眠くないです」
「反応悪いよ?」
「……………悪くないです」
「……はい!今日は自習ねー!」
「よっ、しゃっ!」
「ろんか、医務室行こ…硝子に診てもらっ…て」
「スーー……スーー」
「あらら、部屋連れて行くからね」
そうして
部屋に入り
ベッドに横にならせる
「疲れたよね…僕より任務続きで」
頬を撫で
目元の隈に触れる
あ、や、だ
五条さん、
五条、さっ
死なないでっ
置いて行かないでっ
やだ
「ろんか…?」
「ごじょ、さっ、アンタも俺を……置いて…」
「……大丈夫だよ…ここに居る」
「っ…はあっ……はあっ……」
「ろんか…大丈夫、」
「五条さんは、…俺を置いて…行きますか?」
「…置いていくわけ無いじゃん……悪い夢見ないように、こうやって寝ようね」
「で、も…五条さん忙しい…んじゃ」
「大丈夫大丈夫…ほら、目瞑って」
「………」
心地いい
暖かくて
優しい
心臓の音
落ち着く
「…スーー、スーー」
「おやすみ…ろんか」
とても嬉しいような喜び
こんな心模様は暖色のある
ピンク、あるいは黄色だった
たとえ間違いだとしても
俺はずっと
あんたのことを願ってます
だから
はやく
でてきて
ずっと
いつまでも
居るって
"約束"したから
はやく
迎えに
きて
「あいたい…です、」
何もいらない
全部
いらない
心も何もかも
かんじょうも
ぜんぶ
いらない
今は
天上天下唯我独尊のまま
何も
感じないで
「死ね」
今は
何もいらない
もしも未来を見れるなら
夢から目を覚まして
もう一度
貴方との出逢いの場所で
もう一度だけ
やり直したい
やり直して
今まで起こったことも
ぜんぶ
ぜんぶ
ぜんぶ
ぜんぶ
ぜんぶ
やり直したい
明日に
未来が見える気がした
でも
それは
とても
残酷だった
想像もつかないくらい
夢なんか見たくない
全部
何もかも
受け入れたくなんてない
貴方と一緒に
ずっとずっとずっと
居たかった
でも
絶対
皆を
幸せにする
俺が
皆を
もう二度と
辛い思いにはさせないから