一生片思い。
寂しかったから送った一言のメール。
「私、好きな人できた!」
本当は否定をしてほしかった。
だけど他の人が好きな貴方からは、
「へー、俺も好きな人が居るからお互い頑張ろ。」
という言葉しか聞くことが出来なかった。
重い。
「俺には自由も無いわけ?ふざけんなよ笑、バカも休み休み言え。」
あぁ、私は毎回こうだ。
恋人が出来ると、どうしても重たくなってしまう。
不安なことばかりで束縛とか色々と相手の気持ちにも寄り添わずにしてしまう。
今日もまた、恋人と喧嘩をしてしまった。
「え、あ、いや…」
だけど…だけどさ。
私も思うんだ、いつもこうやって喧嘩をしてると。
「お前の愛が軽いだけじゃねぇの?笑」
最近あった話。
何かの経緯で友達と遊園地に行くことになったんだけど、その時にあった話ね?
友達とジェットコースター乗るかー!って、俺と友達が乗ろうと並んでる時に、隣に並んでた小学生ぐらいの女の子に
「ねぇお兄さん、ここのジェットコースターって怖くないの?」
といきなり話しかけられて、俺が
「マジ余裕。全く怖くないよ。」
って言ったら、その女の子達は
「えーホント?じゃあうちらが怖いって言ったら一発ギャグやってね?」
といきなり言われて、その横で友達は普通に爆笑してたから、俺は
「あー良いよ良いよ。全然良いよ。」
で、ジェットコースターに乗る順番が来て、最初に話しかけてきた女の子が俺の隣に座って、
他の女の子たちは他の所に乗って(申し訳なかった)、ジェットコースターが出発する前に
「ねー怖い怖い。」
と女の子がいきなり言い出して、ジェットコースターに乗りながら一発ギャグを披露するという事があった。
でも、普通に笑ってくれたから安心した。
言葉にできない感情
親友「ふははっ笑何だそれ笑」
うーーーーーーーーーーーん不快。
いや、恋人でも何でもない親友だけどさ、流石に親友を放っておいてまでソイツと話す必要あるか?
しかも、俺と話すときより楽しそうだし。
「はぁぁ…、何で俺より楽しそうなんだよ…。」
何かこの感情気持ち悪いな。
怒り…?いやそんなものは無いはず。
嫉妬とか、…もしかして俺、彼奴に恋してる!?
…な訳ないよな。うん。
「はぁぁぁぁぁぁあ。」
友達「お!〇〇くーん笑何、暇してんのー?笑」
よりによってこんな奴が絡んでくるし。
「〜〜〜〜〜〜笑」
「〜〜〜〜〜〜!!!!!笑」
……………
???「何なん、彼奴。」
春爛漫
「はぁ………、ん?桜、桜かぁ…、もうそんな季節になったのかぁ。早いなぁ…。」
仕事が終わり、いつもの帰り道を歩いていると、足元には桜の花が散った後のものがあった。
沢山の人に踏まれたのだろう、もう綺麗だった桜も黒く、足跡がある。
「懐かしいなぁ、もう入学式なのか。」
次の日には近くの小学校に"入学式"という文字で書かれた看板のような板のような物が置いてある。
そして、小さな女の子とその親御さんのような人が手を繋いで学校に向かっている。
「おかーさん!私ね!もう1年生になったんだよ!凄いでしょーーー!」
「うん、凄い凄い!頑張ってね!」
小さな女の子と桜の花は、春爛漫のように光に満ち溢れたようなものだったのだ。