安らかな瞳に
「はぁ!?!?!?アイツが…アイツが!?!?」
「だから落ち着いて聞けと言っているだろう。」
俺は突然学校から帰ってきた時に、親父に呼び出され、話をされた。
内容は最近幼馴染が海に行って、亡くなってしまったのでは…?と噂をされていること。
「冗談がキツイぜ?親父。あのゴリラが死ぬわけ無いじゃんw…で、何でそんな噂が回ってんだ?」
「俺も最近田中さんから教えてもらったことだ。詳しくはわからない。だが、アイツがここ何日も帰ってきてない事は事実っていうのだ。」
確かにここは田舎だから、変な噂がすぐ色んなところに回ってもおかしくはない。
だけどこれは流石に不謹慎だ。人が死んだなんて。
「取り敢えず、お前も気をつけろよ。海の水難事故はいつでもありえるからな。」
そう言って、親父はタバコを吸いに出ていった。
「はぁ……親父、俺もう知ってたんだよ。
アイツが死んでんの。海岸で死体を見ちまった。だけど俺は何も出来なかったよ。アイツの安らかな目を見ちまって。
"死体、大分早めに見つかったんだな"…」
また1から
勇者「ふぅ…やっと魔王を倒すことができたぁ…、色々な犠牲があったからそこ、この平和ができたんだろうな…」
そして勇者は自分のふるさとの村に帰った。
だけど、勇者は"何故か"また平和が壊れてしまった。
勇者は察した。
勇者「あ…セーブするの忘れてた…」
平穏な日常
「うぇいうぇい?笑」
「…………」
「うぇーい笑」
「…………」
「うぇーーーーーーい!!笑」
「黙れやゴラァ!!!」
「スミマセン」
努力できるのよ。
「何で可愛いのに前髪切ったの?」
「んー?笑 なんでだろうね。私にもわかんない。けど、一番に言えることは自分が不細工だったからよ。」
「えー?でも可愛いよ?」
「私が言っているのはそういう事じゃないわ。
私はね、今でも自分の事を可愛いだなんて思ってない、
むしろ不細工だと思ってるわ。
でも、またいつか自分自身に自信が付く日が来るようにそうやって努力するの。
そして、頑張って可愛くなろうとしてるその時の私が一番可愛かったりするのよ?」
努力できる部分があるのに、心の何処かにある私の変な余裕が、何もしない私を不細工にしていく。
それが今の私の一番のダメなところ。
でもこれはただの私の価値観に過ぎないわ。
だから、あまり鵜呑みにしないで。
考えれば簡単な事じゃないか。
「私は皆に幸せになってほしいけど、でも、皆不幸せって言うんだよね…どうすれば良いのかなぁ…って…、思っちゃってさぁ…。」
私が【悪魔】にそう聞いてみると、悪魔は組んでいた足を組み替えて、私の質問に答えた。
「んー?笑 君の頭の中に入っている脳みそはなんの為にあるのかな?笑」
悪魔は私を小馬鹿にするようにそう言ってきた。
本当に、相変わらずだ。
「今はそんなの関係ないじゃない!私だって…沢山考えたわ…!!!」
「まーまー、そんなむきにならないで。ちょっとした軽い冗談じゃないか。…で?皆に幸せになってほしいために何すれば良いみたいな感じだっけ?」
この悪魔は嘘を付きすぎて、何が本当で何が嘘なのかもわからなくなってくるのだ。
「なぁ考えてみればわかることじゃないか笑 そんなの、全員殺してみれば良いんだ。そしたら本当の幸せというものに気づき始める。」
「殺す…!?!?そんなの平和にならないわ!」
「はぁ…本当に面倒くさいな。人間なんて、身の回りが普通ってなったら、それのありがたさに気付かないんだよ。だからそれを一瞬で無くす。クシャっとな笑 なぁ?面白いだろ?」
そんな事、私には出来るはずもない。
なのにこの悪魔は普通に言うし、過去に何回もこの行動をする前提まで行き、何回も止められていた。
「貴方に言った私がバカだった。」
「ははっ笑 俺に相談する所は"頭が良かったかもなぁ"?」