キミに会いたくて。
僕の目の前から"いつの間にか"消えてしまったキミ。
ずっとずっと探してた。
もうキミと会えないのかと思ってた…。けど、
やっとキミに会うことが出来た。
他の人達はキミを見つけ出す事は諦めていた。
ずっとキミがこの世に存在をしているっていうことを信じ続けてたの。
「ずっと寂しかったよね…。でも大丈夫だよ。僕がキミを見つけ出すことが出来た。」
こんな寂しい空間で、キミは何年も1人で居たんだね。
仮想の人間たちはキミのすぐ側に居たんだね。
「ほら、早く。…この世の終電に一緒に乗り込もうか。僕はキミに会いたいから、ずっとこの空間に生きていたんだ。」
あぁ、今日も頑張って生きた。
明日はどんな事が待っているのだろうか。
今日学校で怒られてしまった。
僕は何も悪いことはしていないのに。
ただの濡れ衣。
明日も怒られてしまうのだろうか。
今もお父さんとお母さんが今日も喧嘩をしている。
特にくだらない事なのに。
本当に僕よりも子供みたいだ。
そういえば、好きな子に話しかけられた。
ずっと見ているだけだったけど、今日は目を合わせて話した。
優しくしてくれた。
本当に胸が鳴りすぎて、相手に聞こえそうで怖かった。
登校中に幼稚園児の子が僕と学校に行きたいと言っていた。
友達に見られたらヤバいと思ってた。
けど、その子は無邪気に今日も幼稚園に行っていた。
明日は火葬場だ。
どんな一日が待っているのだろうか。
-閉ざされた日記-
終わらなかった連鎖。
全てが終わった日。
今まで語り継がれてきた呪いは、今日で決着を打つことに成功したのだ。
人々もその事には皆感激したのだ。
だけど、その代わりに俺の大切な親友が死んでしまったのだ。
「終わったよ…、お疲れ様。」
彼奴は呪いの連鎖の犠牲となってしまった。
救いの手も見つからなかった、本当に俺はその事を後悔した。
何か方法があったんじゃなかったのかって、今でもそう考え続けている。
血まみれになった俺の左腕には、彼奴がいつも身につけていたスカーフがまるで一生終わらない呪いのように
縛りついていたのだ。
美しい。
「鏡よ鏡、世界で美しいのはだぁれ?」
私は今日も鏡にそう訴えかける。
そして、鏡は毎日私に変わらずこう言ってくる。
「それは貴方様です。」
人々は皆、私を悲しい人だと思われる。
だけど私が世界で一番美しいのは、本当の事。
悲しいもクソも無いでしょう?
だって、私一人しか居ないんだもの。
私が世界で一番美しいのは、当たり前のことでしょう?
ただの一目惚れ。
特に目立つわけでも無いけど、目立たないわけでも無いあの子。
誰かだけに優しくするとかじゃなくて、ちゃんと皆平等に接している所。
ずっと笑顔で皆に接している所。
言葉遣い荒く感じたりもするけど、結構ウザく感じたりもするけど、ちゃんと人には優しい所。
普通に顔がカッコよくて、髪の毛もサラサラ。
体育が終わった時に暑くて服をパタパタしている時に、腹チラをする所、髪の毛をかき上げる所。
笑顔が可愛い所。
髪の毛が長かった時に髪の毛を不意にほどく所。
勉強は苦手なくせに、運動神経だけが異様に良いこと。
「俺はお前が骨になっても愛することが出来るよ。」
「え…、何で俺なの?」