終わらなかった連鎖。
全てが終わった日。
今まで語り継がれてきた呪いは、今日で決着を打つことに成功したのだ。
人々もその事には皆感激したのだ。
だけど、その代わりに俺の大切な親友が死んでしまったのだ。
「終わったよ…、お疲れ様。」
彼奴は呪いの連鎖の犠牲となってしまった。
救いの手も見つからなかった、本当に俺はその事を後悔した。
何か方法があったんじゃなかったのかって、今でもそう考え続けている。
血まみれになった俺の左腕には、彼奴がいつも身につけていたスカーフがまるで一生終わらない呪いのように
縛りついていたのだ。
1/17/2024, 1:44:35 PM