自分語りになるが、いつまでも捨てられないものですぐに思い出したのはうさぎのぬいぐるみだ。
ハートがプリントされた白いリボンを胸に結んだピンク色のうさぎのぬいぐるみ。
小さい頃の私はとてもお気に入りだった。
現在、約20年経ったが今も飾ってある。
きっとこれからも捨てられないのだろう。
※ちなみにうさぎのぬいぐるみの名前はNOVAうさぎでした。別に普通のぬいぐるみだったのですが。
■テーマ:いつまでも捨てられないもの
自分はみんなより劣るところばかりで、
何一つ良いところなんてないけど、
それを探すために今を生きている。
一生見つからないかもしれない。
何をしても越えられない壁しかないかもしれない。
でも、それでも、
明日は今日より自分を越えられるかもしれない。
もっと自分が好きになるかもしれない。
そんな自分をいつか誇らしく思えるように、
今日も、明日も、未来を駆ける。
■テーマ:誇らしさ
夜の海は綺麗だ。
海に映るビルも、
海に映るランタンも、
海に映る観覧車も、
全てが幻想的だ。
中でも海に映る月は素敵だ。
太陽とは違う優しい光。
水面に映るその彩りは美しい。
あのモネも知っていたのだろうか。
夜の海の美しさを。
あの紫式部も気づいていたのだろうか。
夜の海の恋しさを。
■テーマ:夜の海
「自転車に乗って、日本一周したい」
君が言った言葉だ。今も俺は忘れてない。
アウトドアが好きな君の言うことだ。
いつか叶えてあげたいって思ってた。
一緒に日本一周することが夢だった。
でも、俺の仕事が多忙過ぎたから休みが取れなかった。
やっと長期休暇を取ったあの日、
君は突然この世を去った。
交通事故だった。
君が一緒に旅に出ようとしていた自転車は原型を留めていなかった。
その日から数日間の記憶は曖昧で、楽しくなるはずの長期休暇は無に塗り替えられていた。
俺はある時、ふと君の言葉がよぎった。
「私は貴方に泣いて欲しくないんだよ?ずっと笑っていて欲しいな」
その言葉を思い出した瞬間、俺は決心した。
俺が君との夢を叶えようと。
そして、俺は旅に出た。
まだお墓に入ってない君の遺骨を少し持って、
君の自転車で唯一原型の留めたベルを持って、
俺は旅立った。
その道中、様々なことがあった。
詐欺的なことにもあいかけたけど、
ほとんどが楽しい思い出になった。
そして、旅を始めてから半年ほど経った今日、
旅は終わりを迎えようとした。
俺は海辺で朝日を見つめていた。
綺麗な朝日だ。
朝焼けの空。
無限に広がる海。
俺は生きている感じがした。
旅の途中、君のことを忘れたことはない。
だけど、確かに君はもういない、その実感がした。
きっとこれからも君を忘れないだろう。
そして、この旅も忘れない。
俺は自転車のベルを少し鳴らす。
もういない君に届くといいな。
「またな」
──大好きな君へ。
■テーマ:自転車に乗って
疲れた。
本当に疲れた。
何もしたくない。
なのに、勉強にしなければならない。
別に学びたくないのに。
どうせなら楽な仕事に就きたい。
なのに、そういう仕事に限って給料が安い。
きつい。
自分には無理だ。
自分は社会不適合者なんだ。
そんな言葉逃げだとはわかってる。
でも事実なんだからしょうがない。
だから今日は何も努力せずに寝てしまおう。
そうやって毎日を過ごしている。
そんなことは分かってる。
頭では分かっていても身体は動かない。
無理なもんは無理。
そんな日々を過ごしてもいいじゃないか。
みんないつかはくたばるんだから。
自分の心が病む前に、自分の心が壊れる前に、
明日を迎えるために、未来を見るために、
今日はぐでってして眠ろう。
■テーマ:心の健康