理想郷
あーだったらいいな。こーだったらいいな。
そんな夢を探し続けてもう何年経っただろうか。
未だに私は探し続ける
誰に何を言われようとも
ずっとずっと探し続ける
理想が高すぎる故に皆からバカにされ、嘲笑され、時には言葉の暴力だってある。
それでも私は探し続ける。
どうか、一つだけでも、あって欲しい。
~筆者の思う理想郷~
・みんなが幸せに暮らせる社会
-人種差別・貧困・戦争・いじめ。それらが全てなくなってみんなが幸せに暮らせる。そんな社会を私は望んでいます。
本文のように私は理想が高いので、みんなからバカにされます。「お前一人のちからじゃ何も出来ないだろw」などと。
そんなのわかってます。だけど、私一人の力からみんなに広まっていけばいつかは実現すると思いませんか?
「暗がりの中で」
〜拝啓ロン様
いかがお過ごしでしょうか。
あなたが仰っていた「あるもの」
それが何か、私はまだ見つけられておりません。
早くあなたに逢いたいです。見つけたら、すぐに向かいます。〜
「カタン」とペンを置く音が鳴り響く。時計を見ると昼の12時をすぎていた。
「もうこんな時間…」と言いながら、アンナはある場所へ向かった。
〜「ロン様、あなたが亡くなられてから私はずっと孤独の奥にいるようです…まだお昼だと言うのに、周りが暗いのです…早くあなたが仰っていたものを見つけて逢いたいです。」〜
彼女の声はとても淋しく聞こえる。
「逢いたい…逢いたい…泣」
彼女のすすり泣きも、暗がりの中で広がっていく。
彼女の涙の粒も、暗がりの中で静かに消えていく。
作中人物
ロン:アンナの彼氏。物静かな性格だが、いつも虐められていたアンナを助けていた。
アンナ:ロンの彼女。とても内気な性格で、虐められても我慢してしまう性格の子。
私(筆者)がこの文を通して伝えたいこと
〜あなたの友達にも、孤独と感じている人がいるかもしれない。〜
本文のように自分が孤独となってしまったら「周りが暗くなる」のでは無いかと思っています。つまりは、「希望の光だとか、あるのに見えなくなるのでは無いか。」ということです。
実際私はいじめを経験してきて、いまだにいじめの内容を覚えています。
やる人は「ただの遊び」と思っていたとしても、やられた人は一生記憶に残る''悪い意味''での一生の思い出となります。
最悪の場合、自ら命を絶つ人も出ています。
この文ではお題が「暗がりの中で」ですので、そんな重くはしていませんが、皆さんの心にちょっとでも響いてくれたらなと思っています。
愛言葉
「好き」だなんていくらでも言える
自分が気になっている子に「好き」なんて言われたら嬉しいよね
けどその好きは本当に好きなのかと、私は考えてしまう。
愛を伝える言葉に「好き」はいるのかな。
愛を伝えるのなら「愛してる」でいいんじゃないかな。
けどそんなことをみんなに言っても、相手になんかされない
しなくてもいいんだよ。私個人の意見なんだから。
「好き」って言葉は、もちろん恋人に伝えてもいい
だけど、友達に好きって、恋人みたいに言える?
[「男として」「女として」「友達として」]を略して好きって言ってもいいと思うんだ。
愛言葉って、難しいね
<好きな子の かがやくひとみを みつめたら 海辺の景色 ふと思い出す>
<あの日から わすれられない 君の顔 夏きたる日の 今夜告白>
<好きな子の あまいかおりが 波打たす 我が心臓を 突き破るほど >
最近私はアルバイトを始めた。内気な私は誰とも上手く話せず、ただ時間だけが過ぎ去っていく。
家に帰って「ただいま」って、何回言っただろう。
誰もいないのに、誰かいてくれてると期待してしまう。「ただいま」という度に自分が嫌になる。切なくなる。苦しくなる。
今日も、暗い部屋の中で一人ベッドに眠る。
「ガリガリ、ガリガリ」と、とても不快な音が聞こえて目が覚めた。時刻は…まだ一時を過ぎたあたりだ。私は音の聞こえる方へと耳を傾け、足音立てずにそっと移動した。窓の方だ。カーテンを開くとそこには、一匹の猫がいた。よく見ると、足を怪我している。
外は、台風の接近で雷雨になっていた。私は見捨てるわけにもいかず、野良ではありながらも家の中に入れてあげた。おつまみ用に取っておいたお魚を半分あげた。それからしばらくして夜が明け、猫はすっかり元気を取り戻したのか、窓を開けた途端に出ていった。
「行かないで。」私は何度もそう言った。
まだ薄暗い部屋の中で一人、ただ泣いた。泣くことしか出来なかった。