『空はこんなにも』
空はこんなにも気紛れなのに、誰からも諭されない。
自由気ままに模様を変えて、下にいる者たちを翻弄する。
空は天。天は空。
下にいる者たちは見上げるしか術がなく、ただただ気紛れを受け入れる。
『糸』
絡んだ糸を綺麗に巻くのが好きです。
得意ではないですが、好きです。
丁寧に、少しずつ少しずつほぐしながら巻いていくと、とんでもなく固く結ばれてるところに当たったりしますが、そんなときも、切らないように根気強くほぐしていきます。ぐちゃぐちゃに絡んだ糸が、綺麗に巻けるとちょっと幸せな気分になります。
『届かないのに』
部屋の中でも、日光は届かないのに紫外線は届くそうです。怖い話よりゾッとする現実ですね。
『記憶の地図』
「マインドマップ」なら、やったことありますね。
アプリもたくさん出てますし、思考整理に便利なツールかもしれないです。
記憶と言えば『原風景』なんてのも、よく聞きますよね。
実際には存在しない風景も、原風景になるらしいです。
ところで、「記憶の地図」って、何の事なのかしら?
『もしも君が』
もしも君が、あんなふうに涙を流さなかったら、私は君を勘違いしたまま、会社を辞めていただろう。
君はもっとずっと強くて弱音も吐かないロボットのような女性だと思い込んでいた。「社長」という肩書がとても似合っていたからね。
なぜ、あのタイミングで君が泣いたのかは、未だわからない。優秀な社員が転職しようが、君はいつだって澄ましていたし。
でも力なく「わたしを助けてください。辞めないでください」と頭を下げて訴えた君は、社長の肩書を外した真の姿なのだろう。
もしも君が、肩書を抜きにして笑顔になれるなら、もう少しだけ、君を「社長」と呼ばせてもらおうか。
(「君」って目上には使わないけどね…日記変わりにほぼ実話を書いてみた。びっくりしたエピソード)