【書く練習】
[君と僕の散歩道:4永遠の謎]
季節の変わり目になると毎日のブラッシングが欠かせなくなる
これでもかと言うほど抜けた毛はこちらが心配になるほどだ
しかしながら、おかしなことに
翌日になると、同じだけの毛が抜ける
この謎現象は年に2回あるわけだが
未だに謎は解明されなかった
この毛をなにかに利用できないかと考えた
等身大の君を作れないだろうか
君は何て言うかな?
バカな飼い主だと鼻で笑うかな
ふん、笑うが良い
僕は夢のために今日もせっせとブラッシングに精を出す
数年後、僕の夢は実を結び、無惨に喰い散らかされる
それはまた別の話
【書く練習】
[君と僕の散歩道:3散歩について]
散歩は朝夕の2回
君は散歩が大好きだ
雨だろうが強風だろうが雪だろうが毎日行く
初めての散歩に君は驚きっぱなしであちこち匂いを嗅いだり
興味があるほうへ、あっちにふらふら、こっちにふらふら…
今ではまっすぐ前をみて、何かを目指すかのような鋭い眼差しで風を切って進む
だけど、急に、本当に何の前触れもなく君は動かなくなった
リードを引いてもテコでも動かない
ほめたり拗ねたり怒ったり何をいっても動かない
こんな時は諦めてひたすら待つ
君が動くまでいつまででも待つよ
その間は僕の話を聞いてよ
君の好きなところいっぱい話すから
しばらくすると、君は僕の話に飽きたのか、ぐーっと伸びをして体をぶるんと震わせた
そして、何事もなかったかのように歩き出した
そして、遅いぞと言わんばかりに振り返る
僕は口を開けて何か言おうとしたが、口がパクパクとするだけで何も言えなかった
仕方なく立ち上がり、黙って君の後を追った
【書く練習】
[君と僕の散歩道:2初めてのごはん]
おすわり、おて、おかわり、まて……よしっ
君は勢いよくボウルに顔を突っ込んだ
夢中でフードを頬張る
前足がボウルに入ってることにも気づかない
やがて満腹になると、君はうとうとしてすぐに眠ってしまった
あお向けになったお腹はパンパンで、寝息に合わせ上下に動く
ああ、かわいい
叫びたいのを我慢して、そっとスマホのシャッターを押す
突然の連写音が響いてあわててスマホを隠す
君はピクリと動いたが、眠気には勝てずまた夢の中
フォルダの中は君のヘソ天や寝顔でいっぱいになった
君はまてが苦手のようだ
おやつを前にすると小刻みに体を揺らして少しずつ近寄ってくる
口からはよだれが垂れてしまう
そんな姿もかわいくてしかたがない
待たせてごめんね、沢山たべていいよ
たくさん食べて大きくなってね
目が覚めたら散歩に行こう
【書く練習】
[君と僕の散歩道:1出会い]
初めて君と目があったのはガラス越しだった
口の端を思いきり上げてとびきりの笑顔を見せた
その瞬間僕は恋におちた
どちらかといえば物事には慎重で、衝動的に何かを決めることはない
けど、この時は運命だと思ってしまった
赤茶色の毛
真っ黒な目
ぴんと立った耳
くるりと丸まった尻尾
全てが愛おしい
これから君との生活を考えると心が踊り出しそうだ
これからいろんな所に行こう
いろんなものを見よう
美味しいものも食べよう
散歩も毎日行こう
君と僕の始まりの道
【書く練習】
今日で50回書いたことになる
そろそろ癒されたいのだけど、書くことでその効果はまだない
まだまだ足りないのだろうか?
振り返りをしてみる
前半はテンション高かったみたいだ
たぶん躁ぎみだったかもしれない
【神様だけが知っている】も変にハイになってた時に書いた
なんかノリかな、悪ふざけに見えないかと少し後悔する
中盤から後半はだんだん何書いていいかわからなくなってきた
あんまり好きなのは書けてない気がする
【街の明かり】なんかは昔感じたことを思い出して書いた
気持ちも下り坂ぎみだ、疲れてるのかもしれない
明日からしばらくはお題ではなく、書き留めた【書く練習】を続けて出そうと思う
【赤い糸】を書いた時の続きを書いてみようと思っている
いつもと違うことをすると脳に刺激があって良いらしい
初めての試みなので旨くできるか心配だ