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【書く練習】
[君と僕の散歩道:3散歩について]
 
 散歩は朝夕の2回
 君は散歩が大好きだ
 雨だろうが強風だろうが雪だろうが毎日行く
 
 初めての散歩に君は驚きっぱなしであちこち匂いを嗅いだり
 興味があるほうへ、あっちにふらふら、こっちにふらふら…
 今ではまっすぐ前をみて、何かを目指すかのような鋭い眼差しで風を切って進む

 だけど、急に、本当に何の前触れもなく君は動かなくなった
 リードを引いてもテコでも動かない
 
 ほめたり拗ねたり怒ったり何をいっても動かない
 こんな時は諦めてひたすら待つ
 君が動くまでいつまででも待つよ
 その間は僕の話を聞いてよ
 君の好きなところいっぱい話すから
 
 しばらくすると、君は僕の話に飽きたのか、ぐーっと伸びをして体をぶるんと震わせた
  
 そして、何事もなかったかのように歩き出した
 そして、遅いぞと言わんばかりに振り返る
 
 僕は口を開けて何か言おうとしたが、口がパクパクとするだけで何も言えなかった
 仕方なく立ち上がり、黙って君の後を追った
 

7/14/2024, 10:38:22 AM