愛と平和はどちらが重要なのか
似ているが本質は全く違うこの2つ
愛は心から想い、平和を求めること
平和は実際に争いなどがなくなること
これだけ見ると愛の方が重要に感じる
心から想い、更に平和につなげることができる
しかし、逆に言えば平和のための愛ということは愛は平和のための段階に過ぎないとも言える
これを踏まえてどちらの方が重要か
勿論どちらかでも欠けてしまったら崩壊が始まるのは明白だ
それでもどちらかを選ぶなら、だ
ちなみに僕は愛を大事にしたい
これは人それぞれ違う考えを持つ事が大切だ
一概には断言できない
あなたはあなたの経験をもとに考えてほしい
だから僕が愛を大事にしたいと思う理由はここに書かないことにする
あなたも今晩寝るときにでも目を瞑って理由と共に是非考えてほしい
ふと憶う
河原で冷えた
あの頃を
揺らぐ太陽
反映す夢
「お金より大事なもの」
と聞いてあなたは何を思い浮かべるだろうか。
愛情、友情、趣味、命、家族etc…
まぁ、人それぞれいろいろあるだろうが、この質問を投げかけてお金が一番大事なんていうつまらない回答をする奴は少数派だろう。
だが、僕はその少数派だ。
だって、よぉく考えてみてほしい。
僕たち人間にお金が嫌いな人はなかなかいないだろう。
だからお金のためであれば以外と何だってできるんだ。
仕事が嫌で自殺するなんてのはそれの最たる例だ。
仕事をやりたくてやってる人を僕は見たことないんだけど、皆仕事してるんだ。
極端に言えば仕事が嫌で自殺しちゃう人なんかもいる。
死ぬくらいなら仕事なんてやめればいいのに何で仕事を辞めないのか。
そこにある理由として最も大きいものの一つとして
“お金”
そう、この話で何が言いたいかっていうと、“人間はお金のためなら命も投げ出せるかもしれない”ってこと。
何でもない冬の日
今日は小雨が注いでいる
タワーマンションのベランダで寒風に吹かれて冷めたコーヒーに唇をつける
そこからはほんのりとした苦さ以外に何も感じ取れない
ありきたりで真っ黒な夜空
唯一光る月も細くて見えるのがやっとだ
まるで世界から突き放されたかのように
僕の頭はもう腐れ落ちたのかもしれない
空になったカップを脱いだ革靴と手紙から少し離れたタイルの床に放り投げる
大した音もせずに陶器が砕ける
周りを見回す
高めの塀に手を置いて
少し助走をつけて足をかける
あの頃大好きだった公園の鉄棒を思い出す
それでも体は前のめりになる
5____塀をつかむ手をほんの少し緩める
4____まぶたの力を抜く
3____これでよかったかなんて
2____分かりきったことだ
1____もう……
0____“何もないから”
目を開けるといつもとは逆さの景色が見えた
だけど世界は何も変わりゆくことはない
零れる涙一粒もない乾いた瞳孔がとらえるものに最早価値なんてないんじゃないか
そう思えた
真っ白な頭と脱力した体に衝撃が走る
体がコンクリートに沈む感覚がする
その苦痛には冷静でいることすらも憚られる
それなのに憔悴した体だけは心地よいといっている
そして
だんだんと
いしきが
とおのく…
まわりは……
あかに………
つつまれ………
せかいが…………
そまっていく……………
そして…………………………………
めを……………
と……………………
じ………………
た____
体育館のキャットウォークにかかる垂れ幕には僕たちへのメッセージが綴られていた
「ご卒業おめでとうございます」だとか「今までありがとうございました」だとか
どこにでもありふれた何でもない言葉の数々
この情景にも何も思えなかった
これまでに僕は感動という体験をしたことがない
別に薄っぺらい道のりを歩んできたわけでもないのに
どちらかというとそういう体験ができる環境に恵まれていた
親は金持ちだし、僕自身も優れた能力を持ち得ていると自負している
特に最近は友達といえる人間もできた
だけど、僕はそいつとも本気で気持ちをぶつけ合うことはなかった
生まれつきだから仕方ないと言い訳をして何も変わろうとしなかった
でも、もうそんなことしたくない
何の努力もしないで、いつでも冷静な僕に自惚れて
僕は……変わりたい
__すべての感情を込めて鍵盤を弾ませる
指揮を振るあいつと目を合わせ、心なしか笑ってみる
向こうは察したのか微笑みかけるように優しく笑っくれた
僕は間違えないよう、丁寧に音を鳴らす
何度も弾いたこの曲だけど今日はいつもより調子が乗る気がする
あいつが向こうを向いて、左手を出した瞬間、そちらからの和声が僕の耳に入った
その声は僕の奏でる音と調和し、美しく響いた
一瞬、僕はあふれんばかりの“何か”を感じた
プロのオペラ歌手なんかの方が格段に上手いはずなのに
あぁ、美しい
気づくと、僕の視界は歪み、頬に温かい感覚を覚えた
そうか…これが…“感動”
いくら見えづらくたって
たとえ眼を閉じたとしても
鍵盤を押しまちがえることなんてないと確信した
僕たち全員が一つになる
これで最後か……
__今まで、ありがとうございました。