k.3

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1/7/2025, 11:01:33 AM

自転車をこいでいた
急な坂を一気に下っていた
そんなとき、追い風が吹いた
自転車は制御できない程のスピードで車道へ飛んだ
右を向くと人と目が合った

時が止まった
四十代位の女性だろうか
スーパーの帰りだろうか
意外と冷静にそんなことを思いながら
フロントガラス越しに僕らは悟った
奥歯を噛み締め、全身を強ばらせた
目を瞑り、記憶を巡らせる

そして全てが動き出した

──その瞬間一人のちっぽけな人間が、死んだ

1/6/2025, 10:41:32 AM



         空を飛びたい
         君と一緒に
      空に憧れてるわけじゃない
         君とだから

1/5/2025, 6:49:25 PM

冬。
目を覚まして汗をかいた体に気持ち悪さを感じる
電気をつけることもなくスマホに手をつける
中身のないことだって、きっと僕が一番分かってる
カーテンから差し込む光が僕の体を焦がす
何も変わらない平穏
世界中の人間が求めるものを手に入れているのに
僕の心にはまだ光りは差し込まない

8/15/2024, 11:50:26 AM



       月の光が海を彩る
  漆黒に染まった海助けを求めるかのように
        こちらに向けて
        さざ波を送る
   風と、海と、月と、そして僕の対話
      今日も地球は回っている

7/30/2024, 3:36:39 PM

君の澄んだ瞳に真っ直ぐ映る
僕とアルタイル
瞼が落ち、情景は君に移る
瞼が落ち、君さえも映さなくなる
――重なる唇
君の一夜の思い出
僕の一生の想い出

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