霧夜

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9/4/2024, 10:53:52 AM

ある時は、激しく

ある時は、静かに

煙を漂わせ、虚空に散ってゆく

そんな、儚き夏の一時

--二作目--

ある時

何気なく、唐突に

そんな、一瞬の出来事に

僕の全ては奪われた


あの日

貴方がふと笑った日

僕の世界は、キラリと眩き出したんだ

#きらめき
404作目

9/2/2024, 12:00:11 PM

微かな言葉で、揺らめいて

不安定なそれは、何時消え入ってもおかしくなくて

それでも、未練が残ってしまう今

それを涙で、消してしまわぬ様に

自分の手で、優しく守っていこう

--二作目--

死んでるかの様に、冷え切った胸の内

空っぽの手のひらを見詰めても、虚しさばかりが募るだけ

...そんな最中、突然現れた貴方

僕の日常に突然入り込んできた貴方は

私の心など梅雨しれず、屈託なく笑うものだから

「―――...ふはっ、」

その時初めて、僕の心に暖かい炎が灯ったような気がした

#心の灯火
403作目

9/1/2024, 12:03:00 PM

通知を拾わ無さすぎて、何時も気が付くのが遅れる

親からなら、まだいいけれど

友達からのだと、反応するか迷ってしまう

反応するには遅すぎるが、既読スルーも気が引ける

だから私は、毎回小さなスタンプを付けるだけ

こうして私は、自ら外堀を拡げてしまうのだ

--二作目--

何時もより派手な喧嘩をしたのが、数時間前

ピロン♪と言う音をたてながら僕のスマホが鳴ったのが一時間前

その一時間で、ボクは一体何回電源を消し入れしただろう

ボクが発端で始まった大喧嘩

...思い返してみれば、全てボクが悪かったのに

あいつに酷い言葉ばかり言ってしまった


だからこそ怖い

別れ話を切り出されないかどうか

だから怖い

メッセージを確認する事が

#開けないLINE
402作目

8/31/2024, 11:26:40 AM

どれだけ自身を、鼓舞しても
周りとの差を、無慈悲にも突き付けられる

埋まらない差がある事は、知っている

でも、それでも

自覚する度に、嫌になる

生きているのが、辛くなる

--二作目--

愛し方も知らない
適切な言葉も知らない

何処までも不安の残る愛だけど

それでも僕は

お前を愛して良いのだろうか?

#不完全な僕
401作目

8/30/2024, 10:40:05 AM

ふと、鼻を掠めた柑橘系の匂い

どれだけ辺りを探しても、君が居る筈も無いのにね

--二作目--

香水を贈った時
貴方は少し照れくさそうに
けれど嬉しそうに

「いい匂いだな」

って

「ありがとう」

って、珍しく素直に言葉を伝えてくれた

香水に込められた意味を、貴方は知らないから

#香水
400作目

香水をプレゼントとして贈る意味...『香りで相手を独占したい』

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