霧夜

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5/4/2024, 11:00:15 AM

普段は聞こえない様な、小さな声が聞こえてくる。

それは小さくて、か細い音だけれど

私達に、小さな安らぎを与える音となる

---二作目---

トクトクと、規則正しく響く音。
まるで、優しく包み込んでくれるような、とっても安心する音。

だから私は、たまに君の腕の中で眠る。
君の心臓の鼓動に、耳を済ませながら

#耳を澄ますと
290作目

5/3/2024, 10:55:32 AM

その言葉の響きが、特別に感じられた。

君にとって、私は特別なんだって

そう、思えたから。

---

何時も、しっかりと振舞っている君。
女の子からは黄色い声をあげられるような。
かっこよくて、優しくて、頼れる君。

でも

「んふふ、ふふ♪」
「何だか嬉しそうだな?」
「へへ、だって、久しぶりに一日中お前を独占できるからな♪それが嬉しくて」
「...中々可愛いことを言うじゃねぇか」
「いや...可愛くねぇよ///」
「そんな顔じゃ説得力ないぞ〜」
「うっせ///!」

こんな可愛い彼の姿は、2人だけの秘密だ

#二人だけの秘密
289作目

5/2/2024, 11:30:50 AM

私はそうされる程、できた人間じゃないのに

もっと失望してよ、怒ってよ

手を上げてよ、酷くしてよ

その方が...こうなってしまった事が、少しは仕方ないって思えるから

だってこのままじゃあ、私の惨めさが浮き彫りになってしまうんだよ

無力な自分が、きらいになってしまうんだよ

...それがどうしようもなく、辛いんだよ

---二作目---

一思いに、酷く突き放して欲しかった
中途半端な優しさなんて、言葉なんて
俺は求めてないんだよ
叶わないって分かってる、届かないって分かってる
...だから、だからこそ
もう俺なんかに、構わないでくれ
これ以上は...諦めきれなくなってしまうんだよ


#優しくしないで
288作目

4/30/2024, 11:03:40 AM

息も苦しい、毎日に

先の見えない、闇の中

...ここから一歩を、踏み出すことが出来たなら

息のしやすい、光の世界に行けるのかな?

---二作目---

どれだけ、辛い事があっても
どれだけ、理解されなくても
秘密まみれの、俺でも

「...ん?どうしたんだ?」

君が、君だけが理解してくれるのなら、居てくれるのなら

そこは何処だって、最高のエデンとなるんだよ

#楽園
287作目

4/28/2024, 10:34:52 AM

これを書いている、そんな一瞬の間にも

どんどん過去は、増えていく。

だからこそ、その出来事を思い出せるように

言葉の糸を、紡いでいく

---二作目---

時が、止まったかと思った。

時間にしてみれば、0.000001秒にも満たないような
それ程までに、一瞬の出来事で

されど、状況が変わるには十分過ぎて

嗚呼

「ありがとう」

刹那、私と君は

「よろしく」
恋人となったのだ

#刹那
286作目

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