暑い夏を、乗り越えて
冷たい冬を、乗り切って
暖かい春と共に、桃色の花が咲き誇る
少しだけ、時が過ぎ
桃色の花が、緑色に染まる頃に
暑い夏が、やってくる。
そして、また...↺
---二作目---
少し前まであんなに綺麗な桜の木だったのに
いつの間にか、その木は葉桜になってしまっていた。
少しづつ、春も終わりを迎えてしまう
「...来年も、二人で桜の木を見ような」
そう笑う君
俺の春は、来年も鮮やかに彩られていることだろう
#桜散る
275作目
最初は、将来を見ることが出来た。
あんな事をしたい、あんな風になりたい...っと。
けれど、今となってはそんな想いは一ミリもなくなってしまった。
将来が分からなくて、未来が見れなくて。
嗚呼...あの頃の想いは、一体どこに消えてしまったの?
---二作目---
一時期、諦めそうになった事があった。
一番近くに、一番高い壁があって。
それを乗り越えられる気がしなくて、自信がなくなって。
辞めてしまおう、...そう、考えた。
『そんな簡単に諦める程、お前の理想像への想いは軽いものなのか?』
...そう、この言葉がなかったら、今の俺は居ないだろう。
諦めて、その事を一生引きずっていたかもしれない。
そう、全てはあいつのお陰、あいつが居てくれたから...
だから、今度は
あいつの背中を、俺が一押しする番だ
#夢見る心
273作目
私は君を、愛したくなかったよ。
だって、君は
私の事を、愛してはくれないだろうから。
......そんな事実を、自覚したくなかったよ
---二作目---
伝えられるハズもない、届くハズもない言葉。
風に乗せられ、夕闇に消えていって
その時間が、酷く虚しくて
#届かぬ想い
272作目
夜空を仰ぎながら、そっと口を開く。
「____」っと、独り言のように呟く。
...そんな私の声は、呆気なく春風に攫われてしまったけれど
どうか風に乗って、天へ伝わってくれればいいなって
毎日、毎日のように
「もうこれ以上、彼らが苦しまずに済みますように」
っと、そう呟く。
---二作目---
神様に願うなんて、前からずっとそう思っていた。
どれだけ願ったって、結局自分自身の選択に左右されるから。
何度願ったってと、...そう思っていた。
けれど、今は違う。
叶えて欲しいことが出来て、価値観が変わった。
”ずっと彼のそばで、笑い合えますように”
切実に願った。
彼との、幸せな物語が描けるようにと
#神様へ
271作目
穏やかな空気、穏やかな蒼。
空を仰げば、太陽がギラギラと眩いている。
今日も日光を背に受けて、この大他を踏みしめている。
...君が空へと、羽ばたいて逝ってしまった事すら知らずに。
---二作目---
空は穏やかなのに、心は荒んでいて
天気は晴れなハズなのに、今日は雨が降っている
#快晴
270作目