夜空を仰ぎながら、そっと口を開く。
「____」っと、独り言のように呟く。
...そんな私の声は、呆気なく春風に攫われてしまったけれど
どうか風に乗って、天へ伝わってくれればいいなって
毎日、毎日のように
「もうこれ以上、彼らが苦しまずに済みますように」
っと、そう呟く。
---二作目---
神様に願うなんて、前からずっとそう思っていた。
どれだけ願ったって、結局自分自身の選択に左右されるから。
何度願ったってと、...そう思っていた。
けれど、今は違う。
叶えて欲しいことが出来て、価値観が変わった。
”ずっと彼のそばで、笑い合えますように”
切実に願った。
彼との、幸せな物語が描けるようにと
#神様へ
271作目
4/14/2024, 11:08:20 AM