お雛様と、お内裏様
二人並んで、にこやかに
女の子の成長を、願っているの
---二作目---
桜の舞い散る夜。
皆が寝静まった頃。
お内裏様とお雛様。
子供の将来の安泰を、幸せを、願いながら
二人並んで会える時を、噛み締めてる。
#ひなまつり
229作目
先の見えない、無限に広がる暗闇。
行き場を失って、彷徨って。
もう全てを諦めて、闇に沈みかけた時
君が、優しくてを伸びしてくれた君が
私の未来を、照らしてくれたんだ。
---二作目---
不意に見せる、君の笑顔。
それだけで私は、明日を生きていようと、そう思えるんだ。
---三作目---
私の生きている意味を、
疎い貴方は、きっと知らないのでしょう?
#たった一つの希望
228作目
君の好きな物、嫌いな物。
趣味とか、よくやる事とか
何時からか、君の事を
もっともっと、誰よりも
知っていたい、そう思うようになっていた
---二作目---
君の事を、大切にしたいと思う。
優しくしたいし、困らせるような事は、したくない。
けれど、心の奥底で、君を独り占めしたい
そんな黒い感情が、渦巻いているんだ。
#欲望
227作目
何処か、見知らぬ地へと生きたい
そして、その過程で
生きていく楽しみを、見いだせたなら...なんてね。
---二作目---
無意識に、乗り込んでいた列車。
あれだけ明るかった空が、もうオレンジ色に染まってる。
嗚呼、このまま、天国へと連れて行ってくれないかな
#列車に乗って
226作目
海を越えて、山を越えて
辛い世界から、抜け出す為に
何処か、見知らぬ土地へ
君と、二人で
---二作目---
電車に揺られて、のらりくらり。
どうしようもなく、あの場所から逃げ出したくて
乗り込んだ電車。
逃げたんだ、俺は。全てを投げ捨てたんだ。
なのに、どうして
「どうしておまえは...ここにいんだよ...」
「ん?私が居る旅はつまらないですか?」
「いや、そういう訳じゃなくて...なんで、こんな俺に着いてくんだよ...?」
「愚問ですね。私は君の傍に居たいのですよ。だから着いてきた、これ以上に理由がありますか?」
「...おかしな奴」
「ふふ、褒め言葉として受け取っておきますね☆♪」
楽しそうに、まるで無邪気な子供のように言うこいつ。
でも、俺への想いを言う時の表情は、まさに真剣そのもので。
嗚呼、こいつが居てくれて、嬉しいと思ってしまっている俺は
もう引き離してやれないからな。
#遠くの街へ
225作目