仮想の世界を描いて、元の世界から目を逸らす。
そこでは、私の想い描いた世界を創ることが出来る。
そこでは、何を想っても自由なんだ。
...でもこれは、少しの延命処置に過ぎなくて
少しの期間だけ、辛さを紛らわす為の行為なんだ。
---二作目---
貴方のいない世界を、受け入れたくなくて
今夜も私は、目をつぶる
#現実逃避
224作目
何処で、何をしていますか?
私は、別れたあの時から
時間の流れが遅すぎて、少し寂しいです。
明日が来たら、初めに
出会い頭に、抱き着いてやりますよ。
その触り心地のいい頭も、撫でてやります。
...嗚呼、早く明日にならないでしょうか?
---二作目---
君は今、一体何を思っているのでしょう?
君が大切にしている弟の事ですか?家で飼っている猫さんの事ですか?
五人のお友達の事ですか?今日の夕ご飯の事ですか?それともお勉強のことですか?
...君が今、欠片でもいいから、私の事を考えてたら良いのに...なんて。
私の頭の中は、君で埋めつくされているのだから。
...本当に、この私がなんと女々しい事を考えるのでしょうね?
そして何より、初めてのこの感情は、なんて厄介なのでしょう?
と思うのです。
#君は今
223作目
大好きな君と、別れた日
その日の夜は、小さな雨音が響いた。
---二作目---
青く、透き通った空が、好きだった。
だって、貴方と同じ、瞳の色だから。
まぁ、貴方の色には、やっぱり負けるけれど。
...でも、それも長くは続かなくて。
青い空は、灰色の雲が、隠してしまったんだ。
...嗚呼、もう一度、青色が見たいよ
#物憂げな空
222作目
尊く、儚い生が、
今、この瞬間も
この世界に、芽吹いている。
けれど、芽吹いた数だけ
何処かで、誰かが枯れてしまっているのかもしれない
---二作目---
この腕に収まってしまう
風に吹かれて、消えてしまいそうな程
小さな小さな、可愛い命。
今日もこの手で、守っていくよ。
#小さな命
221作目
言葉で伝えられるのは、少し苦手だから
何かを贈ったり、行動で伝えようとする。
けれど、言葉じゃないと伝わらないこともあるからさ
精一杯の気持ちを込めて、君にこの言葉を贈るよ
---二作目---
君には、どうやっても届かない想い。
...だからせめて
Loveyou
と手紙を添えて、君に一本の薔薇を
そしたら、この気持ちも終わりにするからさ
#Love you
220作目