霧夜

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10/25/2023, 11:32:04 AM

友達

あいつと居ると、何をするにも楽しかった。

只々普通にご飯を食べる時間も

買い物に行く時間も

強制参加の学校行事も

親に強要され続けた「勉強」と言う行為も

生意気なクソガキだし、年上相手に敬語も使えなくて、異常なまでに妹を溺愛してる変なやつだけれど、

あいつが居れば、どんな時間も楽しくて、最高の一時になっていた。


辛くて、苦しくて、でも誰にも相談出来なかった事も、あいつになら相談できた。

優しく受け止めてくれたから

アドバイスもくれたから

何より話を聞いて、一緒に悩んでくれたから。

どっちが年上か分からないような関係だったけれど、凄く心地よかった。安心できた。


でも、でも。
俺はもう、あいつの友達ではいられない。

...だって、俺は友達であるあいつに、

持ってはいけない特別な感情を抱いてしまったから--。

続く?かも

#友達
100作目

:あとがき:
祝!!100作目突破~!!!

はい!皆様おはこんばんにちわ、無偽瑠と申します。
今回は(私にとって)このアプリで話を書き始めて100作目記念なんですよ!
いやーまさかこんなに続けられるとは思っていなくて、自分自身でも驚きです(笑)
それもこれも、見て下さっている皆様のお陰です!本当にありがとうございます。

...100作目ということで特になにかするという訳でもないですが...
これからもグダグダとお話を書いていきますので、見てくださる方はどうぞよろしくお願い致します♪



10/24/2023, 10:30:27 AM

皆離れていった。
「待って」
なんて言えなくて。
ずっと、消えていく背中を見つめることしか出来なかった。

見慣れた人の背中。
離れていく背中。

...もう、随分と見慣れた光景になっていた。

---

だから、もう。

「一緒に行こう」

なんて言葉を、掛けないで欲しい。

期待させないで欲しい。

君の背中が見えた時、辛くなるから。

苦しくなるから。

...「行かないで」と声をかけそうになるから...。

#行かないで
99作目
:あとがき:
皆様読んで下さりありがとうございます。
...突然ですが、話の解説を少し

長く親しい関係を築くことが出来ず、
「住む世界が違う」と周りから離別され続けた天才と
そんな子を救おうとする子の話です、

話の展開とか滅茶苦茶だったかもですが、一応こんな感じの考えで作ってました()

はい、こんなしょうもないあとがきまで読んでくださった方ありがとうございました。
それでは次回!!100作目記念!!
お楽しみに...?

10/23/2023, 10:57:45 AM

どんなに手を伸ばしても、決して触れることの出来ない

果てしなく、どこまでも続いていく青い空。



どんなに手を伸ばしても、触れることは叶わなくて

どこまでも続き、日々広がっていく、自分の世界を持っていた。

...いつか、こんな俺でも、そんな空飛べる日が来るのだろうか。

#どこまでも続く青い空
98作目

※今まで以上に意味がわかりにくくてすみません

10/22/2023, 10:33:00 AM

タンスの中から、掘り出すように、服を引っ張り出して。

少し浮かれた気持ちで、服選びをする。

半袖から、長袖に。

半ズボンから、長ズボンに。

少しだけ寒いから、あいつに貰ったマフラーも付けよう。


...さぁ、少しだけ変わった姿で、あいつに会いに行こうか。

---



衣替え
97作目


10/21/2023, 11:11:15 AM

どんなに辛くても、苦しくても。

いつも声を殺して泣いていた。

うるさくすると、またお父さんに叩かれるから、怒られるから。

枕に顔を押し付けて、一人きりで泣いていた。

「フッ...うぅ...う、あ...グズッ...ッア...」

今日も、一人で、声を殺して泣いていた。

誰にも見られる訳にはいかない、俺の弱い部分。

消えないトラウマが、俺の涙を誘って、泣いても泣いても、辛くて苦しくて。


--あぁ、声を出して、思いっきり泣けたのなら...どれだけ良いだろうか?

#声が枯れるまで
96作目










































数年後

「あぁ...ウッ......グズッ...フ、ウウ...」

ベットの上で、丸まりながら泣く。

数年前から、何も変わらない。

けれど...


ガチャリ

...扉が開いた音がする。

トテトテと、こちらに向かってくる足音の音がする。

ベットが少し揺れて、背中を優しく撫でられる。

身体を起こしてみると、悲しそうに、けれど優しい顔で微笑むあいつがいた。

...次の瞬間に、俺はあいつに抱き寄せられていた。

...優しくて、暖かくて、

「大丈夫...大丈夫...心配するな...」

赤子をあやす様に、背中を撫でられて、

安心してしまった俺は。

「...う、うわぁぁーん!あぁぁ...!!うぐっ...あぁ...」

声を上げて、無様に、縋るように泣きついてしまった。

...そんな俺を、優しく受け止めてくれるあいつに甘えて。


あとがき

はい、ここまで読んでくださっている方、ありがとうございます(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)
前半のがなんか悲しくなってしまいまして...展開滅茶苦茶でもハッピーにしたくなったので書きました(ハッピーなのか?)

前半は、誰にも甘えられなくて、弱い所を見せられなくて、助けても言えなくて、孤独に沈みながら静かに泣く主人公。

でも、数年後、自分の弱さを受け止めてくれて、安心してして、声を出して助けを求められる相手に出逢えた--

みたいな感じですね(意味不)

...何はともあれ、ここまで読んでくださった方ありがとうございました!
それでは、また会う機会がございましたら、よろしくお願いします~(*'ᵕ'*)ノ"

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