「魔法」
私、現在進行形で「マッドサイエンティスト」が出てくるお話を書いておりますが、同時に魔法使いの出てくるお話も頭の中にあるんですよね。だからどうしたという感じではありますが……。
個人的には魔法のある世界の雰囲気がすごく好きなので、そのうちここでも書けたらいいなぁと思っております。
ちなみに、私の名前「Frieden」はその話の登場人物の苗字から取りました。
それはさておき、せっかくなので私がだいぶ前に見た夢のお話でもいたしましょう。将来に不安を抱えている人のお薬になる、かもしれません……。
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夢の中の少女は、図書館で不安を募らせます。というのも、彼女には得意なことも、夢もなかったからです。
彼女は図書館にいた立派な魔法使い(ダンブルドア校長みたいな人でした)に話しかけます。「私には才能も夢もありません。どうすれば立派になれますか?」
すると魔法使いはこう答えます。
「知識を持ちなさい。知識は世界地図のようなもので、あればあるだけ世界が広がるのです。」
きっとその魔法使いは、色々なことを知ることによって世界が広がり、道も開ける。そういうことが言いたかったのだろうと今では思います。
なので、年齢も好みも関係なく、色んなことを知って、考えるようにすればきっと幸せになれるのでしょう。
だから皆さんも諦めないでくださいね!
「君と見た虹」
「ニンゲンしゃん!おしゃんぽ!いこ?」「寒いからまた今度じゃ駄目?」「やー!いまいくのーっ!」「⬜︎⬜︎、ニンゲンくんに無理をさせちゃいけないよ?」「むー!」
「……それじゃ、屋上に出てみる?」「おくじょ?」「うん、屋上。散歩の代わりになればいいけど。」「ん!おくじょ、いくー!」「今から上ろうか。」「いいねぇ!」
そうして自分たちは屋上へと上った。
「うわー!しゅごいね!おしょとがいぱーいなの!」「ボクもここに来たのは初めてだが、いい景色だね!」「……ちょっと雨降ってるけどな。」
「雨?……あ!あそこ!見て!」「わー!あれ、なーに?」「虹だよ!虹が出ているよ!ニンゲンくん!」「ニンゲンしゃん!にじ!きれい!!」「あぁ、綺麗だ。」
虹を見たのは久しぶりな気がする。
前見た時はマッドサイエンティストと一緒だったっけ。
……なんか懐かしいな。
「ボク、にじだいしゅき!にじ、じゅーとあるの?」「そのうち消えてしまうんだよ。残念だけどね。」「やーなの!」
「……あ!そうだ!」「んー?」
「アレを作ってみよう!」
数日後……。
「じゃじゃーん!完成したよ!」「キラキラ!きれいー!」
「これはサンキャッチャーといって、部屋の中に虹をたくさん作ることのできるものだよ!」「へー!」
「ほら、見てごらん!」「わ!にじ、いぱーい!」
「ありがと、⬛︎⬛︎ちゃ!」「どういたしまして!」
ふたりとも、楽しそうだ。
これからも、仲良くするんだよ。
「夜空を駆ける」
綺麗な雨。透明の雨。流星の雨。
ぜんぶぜんぶ降り注いで、世界は鏡になった。
全部が夜空になった世界で踊ろう、駆けよう。
どこへ、どこまで。どこまでも。
雨になった世界で歌おう、駆けよう。
どこまでも沈もう。
笑って、泣いて。
雨と星の世界の、雨になろう。星になろう。
おやすみなさい。
「ひそかな想い」
ひそかに思っていること……幾つもあります。
したいことやネガティブな気持ち、人には言えないこと。
今の私は、とびきりのおしゃれをして、誰かとお茶会みたいなことか、カラオケなんかをしてみたいなぁ、なんて思っています。
話すのはあまり得意ではないから、誰かを楽しませることができるか不安ですが、夢は持っていた方がきっと楽しいですよね。
それから、以前から思っていたけれどうまくいかなかった文通も改めてしてみたいです。今時文通なんて、と思われそうな気もしますが、それでも誰かとゆったり繋がってみたいという気持ちが捨てきれないんです。
他にも色々ありますが、とにかく今よりも優雅に(?)暮らしたいと思っています。
まずは部屋を片付けないと……。
「あなたは誰」
さて……会議も終わったことだから、そろそろニンゲンくんのところに戻ろうかな───ん?小さな子どもの泣き声が聞こえる!
……参ったな。
「おーい、どうしたのー?」「おとーさー、ぐすっ、びえーっ!」「……迷子かい?」「ん……えーん。」「名前は?」「しらないひとにいっちゃだめー。」「……なるほど。」
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「……と言うことがあってだね。」「まいごのこー?」「うん。連れてきてしまったんだよ。」「まいごしゃんなのねー!あしょぼ!」「あそぶのー?」「あしょぶのやー?」「んー……。」
……いや、なんで連れてきたんだよ。
「なぜか気に入られちゃったんだよ、ほら、この通りくっついて離れない!」なるほど、よく分からん……。
「⬛︎⬛︎ちゃん、あしょぼー?」「うーん、迷子くんがくっついているから難しいなあ……。」「まいごしゃん!くっつくのめんめー!」「やだ!」「ふたりとも、ケンカしないの!」「むー!」
「あーー!まいごしゃん!!⬛︎⬛︎ちゃんにぎゅーするのめめー!!」「ふーん!」「こらー!全くもー!!」
「ボクのほうが⬛︎⬛︎ちゃんのことだいしゅきだもん!」
「ちーがーう!このひと、ぼくのことすきだからここにつれてきたのー!」「はぁ……。」
「はいはい、ふたりともかわいいかわいい!お部屋で遊んでおいで?」「「はーい!」」「遊ぶんだ……。」
「ニンゲンくん!」何?「あの子を家族のもとに帰したいんだけど、どうしようか。」んなこと言われても。というかなんで自分に聞くんだよ?
「どうやら家族が本部から離れているらしくてね、直接会わせることができないんだよ。かといってここに置いておくわけにもいかないし……。」
「うーむ……あ!そういえば!」今度は何?
「保育園に行ってみようか!」保育園?「そう!保育園だよ!」「公認宇宙管理士のタマゴたちがいるところさ!」
「ただ……⬜︎⬜︎を置いていくわけにはいかないからどうしたものか……。ニンゲンくん、⬜︎⬜︎のお世話をお願いしてもいいかな?」分かったよ。「助かる!」
「それじゃあ迷子くん!行こうか───って寝ているじゃないか!」さっきまでケンカをしていたふたりはすっかり眠ってしまったようだ。
「まずはこの子たちを起こすところからだね……。」
果たしてマッドサイエンティストたちはこの子を無事に送り届けられるのだろうか……?!
To be continued...