『夜が明けた。』
ここはまだ 暗闇で
過去に自分を 置き去って
それはとても 大切な
忘れちゃいけない 自分なの
今をなんとか 生きながら
過去の自分を 迎えに行く
今の私に 個々の過去
とても重く のしかかる
私の過去は 耐える日々
かすり傷が 絶え間なく
いつの間にか 深いキズ
私は私を 救いたい
私の幸せ 向き合いたい
見て見ぬふりした 過去の自分
見れば見るほど 見てられない
だけど私は 連れていく
私は今日に 連れ戻す
今日は久しい 夜明けの日
~シロツメ ナナシ~
130
『ふとした瞬間』
悲しかったり
苦しかったり
沢山感じるそんな時
小さな幸せ
当たり前を
時々忘れる事に
気がついてしまう
そんな時
私は 一瞬だけ
何かをやめてみる
息を止めてみる
呼吸ができる幸せ
手を後ろに回す
腕や手が使える幸せ
片足でたってみる
立つことや歩く事の幸せ
目を閉じてみる
見える幸せ
横になる
休める幸せ
…時々、
自分も愚かに感じる
既に幸せなはずだけど
まだまだ欲しがる欲張りと
それでも私は
自分のことを誇りに思う
とても身近な 幸せに
気づけるようになったから
~シロツメ ナナシ~
129
『どんなに離れていても』
「むりむりむりむり!
むーーー!りーーーー!」
だよねぇ、分かってた
「絶対!遠距離とかむりー!!」
大丈夫だって!
ちょっと聞いてみただけだから
「想像もしたくないー!!」
ごめん、ごめんって!
ここまでとは思わなかった…
「んじゃあんたは大丈夫なの!?」
いや、俺も全然ダメだけどさ…?
「んじゃなんで聞いたの!?」
いやそれは、
知っとこうと思ってさ?
今までこの手の話って
あんまりしたことないっしょ?
「ん、…ん〜まぁ
するのも割と最近…だもんねぇ」
でしょ?んで、
そういうのから知っとこうと思って
そう、ただの世間話
「少なくとも私はヤダ!
子どもできても全員で
お父さんやっつけろー!
ってしていたいもん!」
やることがかわいくも物騒だ…
「いーぃ!?
大変なのは仕方ないけど
あちこち行くようなのは
極力勘弁だからね!?」
ぁ、ああ、わかった
わかったから近い…!
「良いでしょ!
なに、いまだに照れるもんなの?」
…ん、すこーし まだ
「…んふふ、ばーか」
な…!ってうぉ! ん…!
「ん…
ん〜、ふふ~
押し倒しちゃったー♪」
~シロツメ ナナシ~
128
『こっちに恋』『愛に来て』
〇「いいから!
こっちに…来いって!」
●「いーやーよー!
あなたこそ…!こっち……来てよ!」
〇「い…!や…!…だ!」
●「なー!んー!でー!よー!?」
〇「俺に!着いてくる方が!
その方が!世間体気にしなくて!
動きやすい!だろ!?」
●「そんな考え!もう古い!
プライドとか!置いときなさいよ!」
〇「俺が!前の方が!
大丈夫!だろうが!」
●「あなたが!私の!
後ろ!だろうと!横!だろうと!
もう!恥ずかしい時代じゃ!
ないんだっ!て…ば!!」
〇「そんな簡単に!
変えれるわけ…!な!い!だ…ろー!」
●「ちょっ!あーもう!
ぐぬぬぬ!!!」
〇「ぐっ!こいつ…!」
●「強情すぎ!!
あなたは!私が!引っ張るから!!」
〇「それはやーだって!
いってんだーろーが!」
●「いー!いー!でー!しょー!?
なにが!そんなに!
気に!なるの!?」
〇「それじゃ!オレが!
ダメに!なるだ!ろうが!」
●「ダメでも!いい!じゃん!」
〇「よくは!ない!だろ!」
●「それは!アタシも!
いっしょ!だけら!」
〇「お前に!そんなの!
ないから!気に!すんな!」
●「アタシが!気に!してるって!
言ってん!のー!」
〇「とに!かく!
気になるもんは!
きに!なる!んだ!よー!」
●「だーかーらー!
気に!しすぎ!だって!ばー!」
〇「まーけーたーくーなーいー!!
●「勝ち!負け!じゃ!
なー!いー!のー!!」
〇「頼むから!
こっちに!こーいーよ!!」
●「いーやーだー!!
あな!たが!!きーてー!!
私が!良いって!言ってる!でしょ!?」
……と まぁ、
こんなやり取りが
今後も散々続くのだが
その手だけは
決して離さない2人なのでした―――
~シロツメ ナナシ~
127
『巡り逢い』
神は人間ほぼ全員に不公平
………だと思ってしまう
生まれも育ちも環境も
あらゆる全てが違うように作ってる
まぁ、神からしたら
いい迷惑な話だろうけどね―――
長い歴史をかけて
一人ひとりが作り上げた
それぞれの世界から
新たな「ひとり」が
「そこ」から生まれるわけだから
恨んでないといえば
それはそれで嘘になるけど…
でも、私が1番恨んでるのは
この際そこではなくて…
神は人に試練を与える
乗り越えられない壁は作らない
ただし、場合によっては
一度きりだったり、
酷い傷をおわせたりする
さらにいえば、
その全てのチャンスは
ほぼ一度きり
そしてそこに行くまでに
必要なカギさえも
ヒントは無い
全て自分で探す
あるいは運に委ねることもある
偶然の巡り逢い
必然の巡り逢い
ほんとに誰にも分からない
そのことに気づいたのは
ずっとあとになってから
私は信じられなかった
この世にタイムマシンなんて
無いとは思ってるけれど
少し先の未来なら
みんな知ってるとばかり
私はずっと思ってた
だから私は進まなきゃ
ここから先の道が
どれだけ怖く感じても
どれだけ掴めたチャンスを
こぼしていたとても
そうやって
生きていかなきゃいけないことに
私は恨みを持っている…なんて
私の人生は
まだ終わったわけじゃない
どうしても…本当にどうしても
自力でも他力でも
立てなくなってしまうその日まで
私は進んでいく
私だけの、巡る愛を
探すために
創るために
そして、
1人でも多くの人に
あげるために
……ちょっとすごく、強がりながら
~シロツメ ナナシ~
126