シロツメ ナナシ

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4/8/2025, 5:44:42 AM

『フラワー』


私は時々
道端に咲いてる花でさえ
羨ましいと感じてしまう

誰から言われた訳じゃなく
自分の意思で
咲きたいから咲いている
自分の命を全うし
誰に褒められるでもなく
誰に見られるでもなく
公園の一角だろうと
道の端っこだろうと
堂々と綺麗に咲いている

私はどうだろう?
人に死ぬなと
言われてるから生きてる?
…それだけ

……そんな気が時々してしまう

私は……
いや、私も…
「それでいい」のかもしれない
生きたいから生きる
行きたいからすすむ
どれだけ下手や苦手意識でも
私の心躍るほうってのは
人のおおい道だったり
人のいない未知だったり

わたしも実は 変わり者?
そんなことは と言いたいけれど
そうした方が 楽かもしれない

私は咲く
この人生をちゃんと咲かせる
誰かに魅せれたら幸せだけど
それは一旦置いとこう

私と言う名の人生の花は
私が幸せであるほど
綺麗になってくれるらしいから
私は私を幸せにして
人に魅せて、幸せに出来たら
私はとっても、幸せです


〜シロツメ ナナシ〜

4/7/2025, 6:06:16 AM

『新しい地図』


今年は見つけた?
新しい地図

けどプチ変な話よね?
自分にとっては新しいけど
地図が存在してるってことは
つまり「誰か」は
そこに行ったことがある

ん〜…二番煎じ?
…なんて思うけど、それはそれ

世間にとっては(今更)でも
自分にとっては「今から」だ

私はまだまだ
未知の方が圧倒的に多い
つまり、人生の楽しみが
今も尚待ってるってこと!
もっともっと未知に出会って
最後まで楽しんで生きていたい

景色も知識も情報も
どの分野でも未知ならば道

冒険心は、
止まらないし
止められないし
止めたくないし
止めなくていい!


進も!一緒に!どこまでも!


〜シロツメ ナナシ〜

4/6/2025, 6:52:33 AM

『好きだよ』


いつからだっけ……?

好きと言える存在が

いやになっちゃったのは…


今ならわかる…

好きと思える存在が

何かひとつでもあることが

幸せなことだったなんて


だから、知ってて欲しい

好きと言える存在が

ひとつでもあることが

とてつもなく幸せなことを


私は、

もう一度探し直しです

好きだと言えるものを

塞がってしまった目を治すために


〜シロツメ ナナシ〜

4/5/2025, 1:21:45 AM

『桜』


春に現れる主役
なんて私は言われてる
だけど私は
いつもここにいるわよ?

だから私からは、
あなたのことが よく見えてる
         ―――と思う

朝の眠そうな顔を見ていた
頭の寝癖もそのままに、
あわてて出ていく様子をしょっちゅう
機嫌がいい時は
いつも枝にタッチしていくよね

夕方や夜に帰るのを見ていた
落ち込んでる日を見てた
調子に乗って遊んで
怪我して泣いて帰ってた日を見た
悔しいのはわかるけど
八つ当たりはできるだけやめてね?
ちょっと痛いから…

お休みの日は
たまにここに来るよね
特に天気がいい日は
遊びに来たりお昼寝に来たりよね
お昼寝の時は虫に刺されないか
気になって仕方なかったけど、
案の定、かゆそうにしてる

毎日見てるのに
毎日成長してる気がする
それは身長だけじゃなくて
あなたの心が成長してるのかな?
でも、変わらないところは変わらない
表情豊かに過ごしてて
なんだかんだであなたの周りは
いつも誰かがいてくれてる
それを見るだけで
あなたの人の良さが
見て取れた

その点に関しては
どれだけ歳を重ねても
あなたの変わらない
あなたの凄いところ


えーっと―――


あぁ―――



どれぐらいもう経ったっけ?



寒さがやってきた
私はこれから咲く準備


咲いたら今年も
あなたがやってくるわね


また誰かと一緒に


ほら、
今年も来てくれた


――――――ん?

あなたの、その隣の人…
それにその手の中の子……


―――――――っふふ




あなたの手と
私の枝とでタッチした

あなたの手の中の手と
私の枝とで―――
優しくタッチした



〜シロツメ ナナシ〜

4/4/2025, 5:47:35 AM

『君に』


私はこの人生の
…人生という名の冒険の
「意味」と言うものを
見失いかけていた
いや…、既に見失っている

なりたいものになる
やりたいことをやる
素敵な人に出会う
知らないものを知る
天寿をまっとうする

……あるにはあるけど、
その喜びというのもに対して
逆に…恐怖を覚える日が来るなんて…

いつまで頑張ればいいのだろうか?
いつまで笑っていられるだろうか?
いつまで…
…そう考えれば考えるほど
私はひたすらドツボにハマっていた

ある意味では答えは簡単だ
それら全ての答えは「死ぬまで」なのだ
みんな追いかけ続けていいんだ

ただ私がいちばん恐れているのは
それらを追いかける気持ちが
途中で無くならないか?
と言う、自分で自分に対する
心の不安なんだと気が付いた
現にそれを私は既に
失いつつあるから
この残った情熱という名の灯火も
あとどれくらい付いててくれるだろう

そんな不安に駆られる中
その日は突然やってきた―――

………………火が―――


本当に真っ暗だった
全てが絶望にしか見えなかった
見える全てがそう見えた
そんな地獄の中に……

暗闇なのに
自分の未熟や弱さや傷ばかり
見えてばかりで仕方がなかった

自分さえも怖かった
自分という存在が
自分をいじめ続け
自分が信じられなくて
自分が怖かった
自分が許せなかった
自分をいつまでも恨んだ


私は地獄をさまよった
ただひたすらに
生きるために生きるように
見えない道を進んでた
これを旅と言っていいのなら
酷すぎる旅となった

旅は…、
全くの無意味だった
あんなに長い間苦しんだのに
必死に乗り越えいきたのに
戻ってきた私は
そこからみるみるうちに
……元に戻ってしまった

…だけど、
これでほんの少し
見方が変わった気がする
結果的にいえば
これが―――「私」
旅という振るいに
自分をどれだけかけても
どれだけ搾りに搾っても
どうしても残るこれらが
きっと………「私」

この「私」は、
どう転んでもどう頑張っても
どんなに醜くても残念でも
私が愛すべき「私」なんだって
無条件に愛すべき存在なんだって


そんな私が
君に言えることなんて
そんなに無いけど
ひとつ、言わせて欲しいかな


ここまで
―――よく、がんばったね


〜シロツメ ナナシ〜

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