シロツメ ナナシ

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4/3/2025, 6:07:45 AM

『空に向かって』


今日という日は
二度と忘れられないかもしれない…
あまりに散々だった……

朝の体調最悪…
そういう体と心のリズムだとしても
こんなにみんなでいっぺんに
襲ってこなくてもいいのに…
おかげで遅刻も確定だ……

仕事はミスだらけで、その中には
自分のせいじゃないものまで……
とにかく対応におわれた

そんな中なのに、
好きな人が突然の別れ話が
スマホの通知音と共に―――
自分の仕事が忙しすぎたせいか…
結果として見てみれば
あの人を延々と後回しにしていた…
きらわれても仕方ないけど…
なにも…、今日じゃなくても……

項垂れながら帰っていくが
前に気付けず柱にぶつかったり
フンを踏んづけてしまったり……
文字通り踏んだり蹴ったり―――

その日の夜は
全力で泣いて叫んで
酒に溺れると決めた

今日という日を
二度と忘れられないかもしれない…

「がんばれーー!!
 明日の自分ーーー!!」

私は最後に
明日に向かって全力で叫んだ

いつ寝たかは覚えてない……


 ―後日―
気持ちはわかるが程々に、と
ご近所さんに
優しく控えめに注意された―――


〜シロツメ ナナシ〜

4/2/2025, 8:17:27 AM

『はじめまして』


私はただの物書きさん
書きたいときに 書きたいものを
世界一小さな物書きさん

この世は人が咲き乱れる
サクラにひまわり
もみじにパンジー
そこから更に 名前を持ち
すべてが 似て非なるけれど
どれもこれもが 唯一無二

あなたも持ってる素敵な名前
最後の時まで咲かせて欲しい


シロツメグサも咲いている
一つひとつが綺麗に咲き
素敵な名前を持っている

そんな私は、「ナナシ」です

世界一小さな物語
まだまだ拙いものですが
どんな人にも読んで欲しい
今日の最後の1ページ
こんな話はどうですか?


〜シロツメ ナナシ〜

4/1/2025, 5:34:02 AM

『またね!』


今日を終えて

またね!と言って

本当に

また明日になったら

会える人がいる

それは誰が聞いても

当たり前に感じるように

思うかもしれない

だけどそれこそが

かけがえのない幸せ

そう言えるものの一つ

またね!っていえる

いつもの暮らしが

いつまでも、出来ますように


〜シロツメ ナナシ〜

3/31/2025, 5:43:29 AM

『春風とともに』


連れてきたのは偶然か
あなたが選んだ必然か

この世に偶然なんてない
この世は奇跡で溢れてる

あなたはどっちを信じたい?
それともどっちも信じたい?

それは人に決められない
それは貴方が決めて良い

出会いも別れも巡り会い
選ぶも決めるも貴方次第

春風と共に現れた
出会いと別れの春嵐

風に乗って舞い上がれ
波に呑まれて沈んだり
砂に埋もれて苦しんで
這い上がって強くなる

あなたがこれまで乗り越えた
あなただけの強さの開花

あなたの華を咲かせて進め


〜シロツメ ナナシ〜

3/29/2025, 2:13:26 PM

『涙』


あなたの涙は
あなたの味方をしてくれますか?


あなたの抱える数々の
悲しみ 苦しみ そんな時
あなたを助けてくれますか?

涙と言う名の寄り添いを
時には嬉しい時にでも
気持ちに寄り添い 嬉し泣き


涙の数だけ強くなれる
それを信じていたけれど
時には涙も 泣くほどの
心の傷に 出会う日も…

涙が泣いてて 涙が出ない
瞼をノック 反応無し
とにかく寄り添い一緒に寝ると
翌朝 瞳は 大洪水


私は涙を信じてる
弱さもなんでも味方にする
涙は強いチカラがあって
悔しさ辛さを乗り越える
心の上限 解放スキル

例え 誰にも
追いつけなくても
今日の私はまたひとつ
強くなったと信じてる


〜シロツメ ナナシ〜

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