シロツメ ナナシ

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3/9/2025, 1:59:05 PM

『嗚呼』


皆さんは――
いえ あなたは―――
心が揺れ動いた瞬間
覚えていますか?
いわゆる エモい ってやつですかね
それはなんでも構いません
幸せから 苦しい事まで
とにかく感情を自分で
抑えることが出来なくなるほど
心や気持ちが揺れ動いた瞬間です


好きな人やモノに出会った時

綺麗な景色を見つけた時

大切な人達との別れの時

傷つけられてしまった瞬間

悲しみを止められなくなった時

心の本音や気持ちに気づいた瞬間


この世の大きなものごとから
あなただけが感じ取るモノまで
その全ての中からひとつずつ

たくさん感じる人もいるでしょう
ほんのすこしの人もいるでしょう
そのどちらにも良さがあり
そのどちらとも素晴らしい

あとはあなたがどちらが得意か
たったそれだけの事です

もし良かったら
その中からひとつだけ
聞かせて貰えたら 幸いです


〜シロツメ ナナシ〜
81

3/8/2025, 11:15:01 AM

『秘密の場所』


そこは
だれもこない

ジャマはだれもこない

こっそり 行って

ちょっと 飛んで

もひとつ 飛んで

身を ひそめれば

けづくろいのし放題


忘れた頃に探しに来る

主の視線は オレのもの

撫でて来る手も オレのもの

目の前すぐに 手が届く

時々噛んで 恩返し

声を出して喜ぶから


寒くないし ジャマもない

それでも気配も感じれるから

寂しくないし ひとり時間

ここがオレの 秘密の場所


〜シロツメ ナナシ〜
80

3/8/2025, 6:28:49 AM

『ラララ』


レ「……?なんか聞こえる…」


カ「ん〜♪」

チ「ラララ〜♪」

カ「やっぱりチーユの毛づくろいが
  1番上手いなぁ〜」

チ「そう?ありがとう~♪」

レ「(なるほど、チーユが
  カークル [カーバンクル]の
  毛づくろいをしてたのか…)」

カ「お?レイ~、なんだい?
  もしかして羨ましいかい??」

レ「んな…!………べ、ベツニ?」

カ「間が長いなー、正直だねぇ~」

チ「あらあら// では、
  レイの髪も…と、ときましょうか?//」

レ「え…! あー…あだ、
    大丈夫!大丈夫!」

チ「そうですか…あら?
  それよりなにか御用で?
  ぁ、もしかして……
  もう出発時間でしたか!?」

レ「あー違う違う。なんか
  歌声っぽいのが聞こえたから
  それでつられてきただけ
  まだ時間あるからいいよ?」

カ「んじゃチーユ!続き〜」

チ「はいは~い♪」


レ「(……ほんと、あんなこと…
  あったあととは思えない精神力…)」

カ「ん〜〜〜♪極楽〜♪」

チ「っふふ、あったか〜い♪」


レ「(…………くっそー!ウラヤマ!!!)」


〜シロツメ ナナシ〜
79

3/6/2025, 3:18:18 PM

『風が運ぶもの』


今年もこの時期か…
と、国全体が悩まされていた
季節の風が運ぶものに悩まされる

この魔法が生きてる世界でも…
そう…あるのだ………

  花粉症が……―――

[マナ花粉に悩まされるのだ――!]

だがこれは避けては通れなかった
この世界全土にある
―マナ植物―
全ての生き物の魔力に繋がるため
魔力の源と言っても過言では無かった
この植物は2種類存在し、
それぞれが年に1回
半年ごとに交互に起こる
つまり年に2回、マナ花粉が舞うのだ

そしてここにもまた、
マナ花粉に悩まされる者がいた…





ー某日ー




レ「いやだいやだいやだいやだ
  いやだいやだいやだぁーーー!!」

ミ「レーイ! 今年は逃げちゃダメ!
  そのせいで去年とかが
  もう散々だったでしょ!?」

レ「い、1ヶ月ぐらいの辛抱だろ!?
  だったら我慢する!!」

ミ「そのせいで冒険どころか
  生活もクエストも
  もう散々だったでしょ!?」


―――そう、
冒険チームレイグループの
  レイは
    ……マナ花粉症だった……


ミ「じゃあメリアさん、お願いします!」

メ「はいはーい、お任せ下さい♪」

レ「なんで!?第10王都と言っても
  魔法治療にはたけてたはずだよね!?
  なんでこの期に及んで注射なの!?」

チ「レイさん…お気持ちは
  すごくよくわかりますけど…
  マナ花粉対策の進歩はここ数年の
  やっとの思いで見つけ出した話で
  それもやっと都市である第一王都
  それぐらい対策が
  なかなか進まないんです…」

メ「でもさすが第10都市施設!
  医療は第一王都と匹敵!
  そも効くってだけ有難いんだよ?」

ミ「でもレイはほーんと、
  昔から注射が苦手ねぇ〜」

チ「そこまで苦手なんですか…?」

ミ「戦闘では打撃も斬撃も
  なんなら魔法も受けてるのにね?」

レ「それとこれとは違うんだー!!
  注射は…注射はなんか違うんだ!」

メ「なんかね?異物が入ってくる
  その感覚が やなんだって〜」

チ「ぁー…少しわかる気も…」

ミ「ほーら!観念して!」

メ「はい、じゃあ行きますよー?」

レ「ぎゃーーーー!!!!!」


ミ「ぁー…こうなったか…」

チ「(レイさん…注射する前に意識が…)」

メ「まぁアタシ的には1番楽かな?
  んじゃさっさとやっちゃうね〜」
 (プスッ)

チ「ちなみにメリアさん
  効く期間はどれぐらいあるんですか?」

メ「1回すれば1年は持つよ〜
  まぁ予防接種と思って来るといいよ
  じゃあ次はチーユさんね〜」

ミ「ちなみに私は今年も大丈夫そう!」

チ「そうなんだ、私は受けてるから
  大丈夫なんだけど、
  ちょっと羨ましいなぁ」

メ「でも気をつけてね〜?
  油断してるとなる人はなるからね〜」

ミ「はーい!
  ……くしゅん!!」

メ・チ「「……?」」

ミ「…はっ! ち、違う!きっと違う!」


ミントは今年は違ったようだった
なお、レイが目を覚ますのは
もう10分ほどかかったが
今後もこの調子とかなんとか―――


〜シロツメ ナナシ〜
78

3/6/2025, 1:25:52 AM

『Question』


おや…?
よくここにたどり着けましたね
それとも迷子でたまたま…

いえ、どちらでも構いません
あなたがここにたどり着いた
それは紛れもない事実です

ここは ―星の図書館―
星の数以上の本があります
過去のなくなったもの
誰もが知る有名な作品
そして
最新の個人様が作ったような
初々しい小さなものから
とてもマニアックなものまで
あなたの疑問を手助けしたり
新たな発見や柔軟を産むための
お手伝いができるかもしれません

…?
本が解くのじゃ無いのか?ですか
確かに違わなくもないですが
『あなたの[?]を解くのは
 あくまでも「あなた」ですよ』
ここの本たちは
あなたの手助けをするための本です
あなたがあなたにとっての
「納得のいく答え(応え)」が
ひとつでも見つかりますように
あなた自身から出せるように
それを助けるための本達ですから

そうだ、
この栞束を渡しておきましょう
ここに来た人にはこの栞束を
渡しているんです
1枚だけ色が違うのは
あなたがここにまた来るための
まぁ端的に言えば、ここ限定の
ワープのための栞と思ってください
他の栞は、ここであなたが読んで
気になった本に挟んでください
えぇ、良いですよ
他の利用者には
見えませんし 触れません
その栞束そのものが
あなたを挟んだ栞の元に導きます

…?なぜ渡してくれるのか?
それは簡単です
ここには、
限られた人しか来れません
ここに来られたあなたは
それだけで 信頼に値します

ここの本達を知って
もしも心が困ったりした時は
私の所に来てくださいね
間違ってあなたと繋がった本たちとの縁を
上手に切ったり繋いだりすると言った
小さなお手伝いぐらいですが
助けが出来ると思いますので

ではどうか、ここの本達が
あなたの人生の手助けに
なりますように――――


〜シロツメ ナナシ〜
77

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